イチロー氏の“野球殿堂入り”巡って米国記者が怒りあらわに 「バカ者よ、名乗り出ろ」
米野球殿堂入りが決まったイチロー氏。アメリカのスポーツ記者たちからは得票率について疑問の声が…。
元メジャーリーガーのイチロー氏が21日(日本時間22日)、アジア選手としては初となるアメリカ野球殿堂入りを果たした。
「得票率99.7%」での殿堂入りに、アメリカのスポーツ記者の一部から怒りの声が上がっている。
■メジャー史に残る活躍
現在はマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターとして後進の指導に当たっているイチロー氏。
日米通算記録では歴代1位となる4367安打。シーズン安打のメジャー新記録(2004年)をはじめ、メジャー入り1年目である2001年には首位打者と盗塁王、シーズンMVPに。さらに10年連続ゴールドグラブ、5年連続両リーグ最多安打など、2019年の引退に至るまで各球団で活躍を続けてきた。
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■満票に届かず
そんな長年の功績が認められ、このたび米野球殿堂入りとなったが、MLBファンや関係者が注目したのはその得票率「99.7%」。
殿堂入りさせるか否かは、全米野球記者協会に10年以上所属した記者団の投票によって決まるが、この99.7%という数値は唯一1人だけがイチロー氏に投票しなかったということを示している。
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■現地記者も違和感
この結果をうけ、現地『ニューヨーク・ポスト』記者のジョン・ヘイマン氏は22日、Xで「イチローは1票差で満票を逃した。バカ者よ、名乗り出ろ」と投票しなかった記者に対して怒りをあらわに。
同じく『FOXスポーツ』のアナリスト、ベン・バーランダー氏もXで「イチローに投票しなかった者は誰か。理由を教えろ」と疑問を呈した。