LUUP駐輪場、ゴムシート下に隠された物体にゾッとした… 「悪質すぎる」と非難相次ぐ
宮城県仙台市で発見されたLUUPポートの設置場所が「あまりに悪質」と物議を醸している。周辺の状況について、同市水道局に話を聞いた。
■「仙台市内」の状況に驚き…
水道メーターの上にLuupの設置で叩かれたら、問題解決方法として、ゴムシートを敷いて無かった事にするとは。
本日の仙台市青葉区上杉近辺です。
なぜ、この解決法で良いと思うのか。ちょっと考えれば分かると思うけど、コンプラも仕事して無いなぁ。#luup #仙台 #水道メーター https://t.co/wvohOVt3K3 pic.twitter.com/hVkI6ysDgY— あずま (@azumattch) January 26, 2025
ポスト投稿主・あずまさんがこちらのポートを目撃したのは、宮城県仙台市青葉区でのこと。発見時の心境について、あずまさんは「『コンプラ仕事しろ』と思いました」と、振り返っている。
また仙台市内では、こちらの場所以外にもメーターボックス上に設置されたLUUPポートが散見されているようで、あずまさんは現地の写真を挙げつつ、「ポート設置営業担当者は、わざと選んでいるのではないでしょうか。水道メーターがあると植栽も設置できないので、デッドスペースの活用案としてLUUPポートを設置していると思いますよ」と、分析していた。
仙台市水道局に対応を依頼した後、私自身も現地を確認しました。量水器の上に設置されていたLUUPのポートは移動され、対応が完了していました。 https://t.co/TBAXevRaA5 pic.twitter.com/acpHTcXk8e
— 伊藤ゆうた|仙台市議会議員|青葉区選出🧑🍼 (@ito_yuta) January 27, 2025
ちなみにポスト投稿の翌日には、仙台市議会議員・伊藤ゆうた氏のXアカウントが「私から仙台市水道局に対し、現地確認を含めた必要な対応を求めました」と反応。
続くポストには、ポートおよび、ゴムシートが水道メーターの上から撤去された現地の画像が添付されていた。
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■水道局は「LUUPに依頼中」と説明
メーターボックス付近に物を置く行為について、仙台市水道局の営業課・担当者は「こちらの設備は、水道の使用量の確認や、水道料金の計算に必要な物です。そのため、この上に物を置くと使用量確認の検針が円滑に行えなくなります」と、指摘する。
また、どうやらLUUP側でも今回のケースを深刻に受け止めているようで、話題のポスト投稿と前後し、LUUPから水道局に問い合わせがあったことが判明。
伊藤氏のポストにもあったように、問題となった場所の水道メーターは、現在では適切な状態となっていることが明らかになった。
また、水道局の担当者は「当該の場所以外にも、検針の妨げとなる場所にポートを設置しないよう、LUUP様にご依頼をさせて頂いております」と、他エリアの状況についても説明している。
LUUP側では27日、公式サイトより「ポートの設置場所について」と題した「おしらせ」を公開。
その内容は「SNS上でご指摘頂いておりました、水道メーターボックス上にマットを敷設した当社のポートについて、本日当該メーターボックス部分のマットを撤去し、ポートを縮小いたしました」
「なお、当該水道メーターボックスは実際には使用されていないものであることを確認しておりますが、関係機関とも扱いについては協議してまいります」
「当社では、本件に限らず、これまでのご指摘を重く受け止め、ただいま全国約11,600ポートの全件について現地点検を進めており、その結果を受け必要な対応を取ってまいります」というものであった。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)