「母と毎日…」 アプ活で会った男性の“朝のルーティーン”を聞いてモヤモヤ
マッチングアプリにハマっていたモノマネ芸人・こいでまほが、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
ものまね芸人・こいでまほがリアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 婚活ダイアリー』。
合コンもした、声だけのマッチングアプリもした。本当はもう休みたい…けど、人と出会うことをやめたら止まってしまう。今回はマッチングアプリDを使って同世代の男性とマッチング。
デートは楽しく会話で爆笑できるような男性。ですが、彼の朝の習慣が気になりすぎました…。
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■話が上手い
同世代ですがちょっと上に見える男性と、渋谷の焼き鳥屋で待ち合わせしました。挨拶した時から、なんとなくこの人は話しやすいなと感じたので、私はすぐに芸人とカミングアウトしました。これを言った時に、どう出てくるか測っています。
俺も面白いことを言おうと頑張ってくる人、芸能人のことを聞いてミーハーになる人などいますが、彼はどっちでもなく、かなり接しやすくしてくれました。しかも話が上手いのです。自分はバツイチとのことで、離婚したときの自虐エピソードに私は爆笑。
CHANELの婚約指輪を火で溶かした話なんて本当にお腹抱えて笑いました。初めてかもしれない、マッチングアプリで初対面の人にこんなに笑わせてもらったのは。こんなにも楽しく笑える相手は貴重だと思ったので、彼の家族構成を聞くことにしました。「僕はひとりっ子でして、実家が近いのでしょっちゅう帰ってますね」。なるほど、一人暮らしだけど、ご実家が近いと。どんな生活をしてるか気になりました。やはり生活スタイルも聞いておくべき。
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■母と毎日…
「朝の散歩とか好きですね」と彼。それいいなと思った私は「私も奇跡的に早く起きたときは散歩するので、その習慣はいいですね」と言うと、彼は非常に引っかかることを言いだしました。
「母とねぇ、毎日」。おかあさまと…。あ、もしかしたらおかあさまの足腰が悪くてリハビリもかねて一緒に散歩してあげている、という感じなのかもしれない。きっとそうだ。でも、なんだろう。理由を確認しづらい。一緒に住んでいるわけじゃないのにわざわざ毎日? なぜ? さっきまで楽しかったのに急に違和感を感じてきている。マッチングアプリはよくこういうことがある。急なカミングアウトで一気に盛り下がってくることが。
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■思い出した「冬彦さん」
気になることを聞いておかないと、モヤモヤしたまま解散になって次のデートはなくなる。「えっと…なぜ、お母さまと?」。勇気を出して聞いてみました。「別に普通にですよ。毎日、母と散歩してます」と、楽しそうに言う彼。特に深い理由はないらしい。母親と仲良しなことは否定しません。とても素晴らしいと思うのですが…毎日っていうところが気になる。
「母はねー、強い人で」「離婚したときも嫁の使ってたもの即行で捨ててましたね、はっはっは」「今日もね、一緒に散歩しましたよ」。なぜ毎日なのかは聞けませんでした。
彼は悪いことはしていません、ですが私は「冬彦さん」を思い出してました。今の若者は知らないでしょう。90年代のドラマ『ずっとあなたが好きだった』に出てきたマザコン男・冬彦さん。流行語になるほど話題になりましたが、幼いながらにあれは衝撃でした。これは、つまりそういうこと?
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■マザコン確定?
ちなみに“マザコン“と”仲のいい親子”の違いは? レベルがわからない。毎日、母親とただ散歩しているって非常にレアな気がします。リハビリなら優しいなと理解できるのですが…私は間違っている?
そこからあんなに笑っていたのに会話に集中しづらくなりました。彼は私の落ちかけているテンションに気づかず終始楽しそうでした。帰り道「じゃあ、明日も散歩ですか?」と聞くと、「まあ、そうですね♪」と、彼はウキウキしてました。
決めつけはよくない、マザコンじゃないのかもしれない。親孝行なのかもしれません。ただ、母親にベッタリ男はやめとけ、みたいなまたネットの記事によくありそうな言葉が頭によぎりました。「結婚したら奥さんの味方より母親の味方をする男だった」という記事が検索しなくても浮かんできました。
「結婚前に彼がマザコンかどうか気になる」というのは90年代から変わっていないように感じました。結局、彼からあまり連絡がなかったので、とりあえず様子見。マザコン疑惑はあれど、マッチングアプリのデートでこんなに笑えたことが嬉しく、少しやる気を取り戻しました。
そんなとき、やられてしまいました。忘れた頃におこる、そうドタキャン。ブチギレる私。もうアプリはダメかもしれない…続く!
太田プロ所属のものまねタレント。フジテレビ系で放送の『 ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で優勝経験あり。
aiko、優香、泉ピン子などものまねネタ多数。近年はナレーションなどの活動も積極的に行っている。
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(文/Sirabee 編集部・こいで まほ)