約2割しか知らない「板チョコに溝がある理由」 割るためのものと思いきや…
お店やメーカーによって溝の形もいろいろあるようだ。
もうすぐバレンタイン。この時期ならではの様々な種類のチョコレートを見かけるが、昔ながらの板チョコも捨てがたい…。
■板チョコに溝が入っている理由、知ってる?
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女731名を対象に実施した調査では、全体で25.9%の人が「板チョコに溝が入っている理由を知っている」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は26.3%、女性25.5%という結果になっている。
関連記事:小栗旬と山田優の「家カレーの食べ方」に驚き… 一般で好む人は約3割
■なかなかキレイに割れない
編集部が話を聞いた30代男性は、「ひとくちサイズに割るのにちょうどいい線ですよね。割るためのガイドだと思っていました」と回答。しかし、「それにしては、あの通りに割ろうとしてもキレイに割れないことが多いんです…」と首を傾げていた。
それもそのはず、板チョコのあの線は、どうやらキレイに割るためにつけられているのではないようだ。
関連記事:小栗旬と山田優の「家カレーの食べ方」に驚き… 一般で好む人は約3割
■板チョコに溝がある2つの理由とは
その理由は2つあるという。1つ目は、チョコを早く冷やして、均一に固めるため。溝によって型の表面積が広がり、効率よく冷やすことができる。全体を均一に冷やすことで、口溶けが良く、なめらかで美味しいチョコになるのだそう。
もう1つの理由は、チョコを型から取り外しやすくするため。チョコの冷やすと体積が減って少し縮むという性質を利用し、溝を入れることでより固まったチョコが型から取り出しやすくなるのだ。
関連記事:ひろゆき氏、元フジアナ長谷川豊氏の発言に… 「あれ、たぶん話半分」「推論の先が間違っている」
■チョコレートの風味にも影響が?
さらには、チョコレートの風味に影響を与えているという意見も。チョコレートを口に入れたとき、舌に触れる面積の違いによって、苦みや香りの立ち方に変化があるという。メーカーによって溝の形に違いがあるのはそのためなのかもしれない。
線があるのになかなかその通りに割れないことに苛立ちを覚えたことがある人もいるかもしれないが、そもそもあれはキレイに割るためものではないようだ。板チョコが溝の形をものともせずバキッと大胆に割れてしまったら、次からは「きっとこのチョコは美味しいに違いない」と思ってみてはいかがだろうか。
・合わせて読みたい→ひろゆき氏、元フジアナ長谷川豊氏の発言に… 「あれ、たぶん話半分」「推論の先が間違っている」
(文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女731名 (有効回答数)