阪神タイガース・佐藤輝明、甲子園開幕戦でスタメン落ち 掛布雅之氏が苦言「無理して出られるなら…」
球団創設90周年のイベントが行われた8日の試合でスタメン落ちした阪神・佐藤輝明。OB会長の掛布雅之氏は納得がいかないようで…。
元阪神タイガースの掛布雅之氏が、自身のYouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』を更新。8日の試合を体調不良でスタメンから外れた阪神・佐藤輝明選手に苦言を呈した。
■佐藤選手のスタメン落ちに苦言
掛布氏が先週の阪神タイガースを振り返った今回の動画。冒頭、「1番ビックリしたのは佐藤ですよ。欠場ということで」と、佐藤選手に言及する。
そして「選手として、やってはいけないことって、いくつかあるんだけど。月曜日は試合なしの移動日でしょ。それで火曜日のゲームを欠場するのは、あまりいいイメージを持たないんだよね、われわれの時代から」と苦言を呈した。
関連記事:掛布雅之氏、阪神・佐藤輝明の送球エラーが多い原因を分析 「ボールを捕ったときに…」
■「もっと自覚を持って」
さらに自身が現役時代、移動日や休みの日の過ごし方を「大切にしろ」と指導されていたことを明かし、「その翌日に体調不良だとか、怪我をしたとか。それってちょっと言いわけできない部分がある」と指摘。
佐藤選手に「どうしようもない部分もある」と理解を示しつつも「もっと意識をして自覚を持って。1年間のペナントレースを戦う、強い気持ちを持ってやってもらいたい。無理して出られるなら、出るべきだと思うんだよ俺 」とコメント。
また、欠場した日が甲子園球場の今シーズン開幕戦だったことに触れ「そういう特別な日に佐藤という、ファンの方が1番見たい選手の1人がグラウンドにいないというのは、やっぱり寂しいと思う。それはもう、これから避けてもらいたい」と語った。
関連記事:佐藤輝明、4戦3発と絶好調の要因を掛布雅之氏が分析 「ピッチャーが疲れてきて…」
■代打では登場したが…
8日の試合では球団創設90周年のイベントが開催され、試合前には掛布氏や金本知憲氏、赤星憲広氏、田淵幸一氏など、歴代のレジェンドがユニフォーム姿で甲子園球場のグラウンドに登場した。
佐藤選手はこの試合、体調不良で試合前の練習に参加せず、スタメンから外れた。しかし8回代打として登場しており、空振り三振だったものの、集まった観客にプレーを見せた。
掛布氏の苦言には「試合に出てほしかった」「体調管理もプロの仕事」という同調の声と「体調不良になることもある」「輝が休むのは、よほどのことがあったからでは」「監督の判断だと思う」などの声で賛否両論となっている。