山本由伸がサイ・ヤング賞を獲得する? 武田一浩氏が可能性を独自分析「スプリットとカーブが…」
開幕から好調のドジャース・山本由伸。「球の質がずば抜けている」サイ・ヤング賞獲得の可能性はある?
元日本ハムファイターズ、福岡ダイエーホークス投手で野球解説者の武田一浩氏が『武田一浩チャンネル』に出演。ロサンゼルス・ドジャース山本由伸投手のサイ・ヤング賞獲得の可能性を分析した。
■山本投手の投球を絶賛
11日に行われたシカゴ・カブス戦で6回2安打無失点と好投し、2勝目を上げた山本投手。
スタッフから「サイ・ヤング賞を獲る勢いなのでは」と質問された武田氏は「低めの球が良い。低めの球があそこまで進みが良ければ、相手はなかなか打てない」と絶賛する。
さらに「あれとスプリットとカーブがある。サイ・ヤング賞を獲ってほしいね、本当に」と語った。
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■サイ・ヤング賞獲得の可能性は?
カブス戦の投球についても武田氏は「1球157キロの凄く良い球があった」と指摘し、ストレート(4シーム)を「弓から放たれた矢のよう」と表現する。
スタッフが「ストレートが糸を引いている。最後、浮き上がってくるように見える」と語ると、「俺、本当に今年の最初に言ったけど、サイ・ヤング賞を獲れるんじゃないの? 可能性はあるよね」と指摘。
その後も山本投手のストレートを絶賛し、「球の質がずば抜けている」「コントロールが良いのが1番だけど、低めの球が速くなった」と解説した。
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■日本人投手は未獲得
サイ・ヤング賞は1890年代から1910年代に投手として活躍し、歴代1位の通算511勝を上げたサイ・ヤング氏の栄誉を称えた表彰。その年最も活躍した投手がアメリカン・リーグとナショナル・リーグからそれぞれ1名選出される。
歴代の受賞者はランディ・ジョンソン氏やロジャー・クレメンス氏など、錚々たるメンバーが名を連ねる。ドジャース所属の現役選手では現在怪我で戦線離脱中の通算212勝左腕クレイトン・カーショウ投手と、今季サンフランシスコ・ジャイアンツから移籍したブレイク・スネル投手が獲得した経験を持つ。
日本人投手がサイ・ヤング賞を獲得したことはない。それだけに、山本投手の快挙を期待するファンもいるようだ。