阪神・藤川球児監督の激昂シーン、高木豊氏が注目したのは… 「逆じゃない?」
広島戦で阪神・坂本誠志郎が死球を食らったことを受け、激怒した藤川球児監督。このシーンについて「面白かったのは…」と高木豊氏が振り返る。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が22日、公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』を更新。プロ野球阪神タイガース・藤川球児監督の激昂シーンについて語った。
■頭部死球も冷静対応
20日に行われた阪神と広島東洋カープの1戦。8回、広島の岡本駿投手が投じたボールがすっぽ抜け、坂本誠志郎選手の頭部を直撃した。
その場で倒れたが、すぐに立ち上がった坂本選手。頭を下げる岡本投手に対し、“大丈夫”といったリアクションをするなど冷静に対応した。
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■坂本になだめられ「逆じゃない?」
一方、藤川監督はベンチを飛び出し、広島サイドに激怒。捕手や新井貴浩監督に“来い”というようなポーズを取り続け、球場は騒然となった。
藤川監督は坂本選手やコーチになだめられベンチへ。これに高木氏は「滑稽だったのは、藤川監督が怒ってんのに坂本が止めてた。いやいや、逆じゃない? みたいな。そんな感じもあった」「面白かったのは、坂本が止めてたっていう。当てられた張本人が。お前最後まで倒れとけっていう」とコメントした。
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■激怒理由は「そこもあったんだと思う」
この死球シーンをめぐりファンからは、藤川監督の熱い姿を待っていたという声も。高木氏も「インタビューとかベンチの姿見てても、冷静沈着にやってる姿があって。熱くなんないのかなとか、腹立ってないのかなと思いながら見てて。でもあの場面で怒ってくれて、感情を向き出しにしてみたいな。それはすごく良かったなと思うよね」と語る。
藤川監督は広島からの死球の多さを番組でも指摘していて、高木氏は「広島が阪神に対してインサイド攻めで当てられるケースがあったと。(インサイドに)いってもいいけど当てるなよと。何回やってんねんと。テレビでも言うたやろと。そこもあったんだと思う」と激怒した理由を推測した。