令和版「女湯に入れる条件」張り紙が話題に 「全国で導入して」「安心できる」と称賛の声
ある宿泊施設の大浴場に、女湯を利用するための条件が掲出されて話題に。「全国で導入してほしい」という声が上がっている。
とある宿泊施設にて、女湯を利用する際の条件に関する張り紙が発見されて話題に。世の女性からは「全国で実施してほしい」との声が上がっている。
■女湯に貼られた張り紙は…
今回注目したいのは、「女性の権利と尊厳を取り戻す会」の共同代表・青谷ゆかり氏が投稿したポスト。
「友人よりタレコミ。ある宿泊施設に泊まったら女湯にこんな張り紙と女湯には鍵がかかっており、女性のみ受付で女湯に入るための番号を教えられるらしい」「これ、トランスジョセイが入って問題になったんだろうな」と綴られた投稿には、「大浴場のご利用について」という張り紙の写真が添えられている。
その内容は「大浴場の男女の判断は、身体的特徴に合わせた性別でご利用ください。戸籍が女性でも身体的特徴が男性の方は女湯に入ることはできません。ご理解ご協力をお願い申し上げます」というものであった。
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■「正しい対策」と共感の声
ジェンダーを含む「多様性」が世間に浸透しつつある昨今では、入浴施設やトイレの利用に関するトラブルや、不安の声が指摘されている。
そうした背景もあってか、同ポストには「全国の温泉施設がこうした対応をしてくれたら、安心できるのにな」「最近、大浴場のあるホテルは大体こんな感じになってる」「正しい対策だと思う」など、称賛と共感の声が多数寄せられていた。
22日時点で、同ポストは6,000件を超える「いいね」を獲得している。
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■「女装した男性に女子トイレで遭遇した」
ポスト投稿主の青谷氏は、女性スペースの利用条件について「(身体的特徴ではなく、)『生物学的男女』で分けるべきと考えます」と、主張する。
友人よりタレコミ。ある宿泊施設に泊まったら女湯にこんな張り紙と女湯には鍵がかかっており女性のみ受付で女湯に入るための番号を教えられるらしい。
これ、トランスジョセイが入って問題になったんだろうな。… pic.twitter.com/cq2LULHBln
— 青谷ゆかり (@tempalayer) April 12, 2025
その理由について、「そうでないと『手術をして女性に近似させたので入れる』と間違った認識をし、戸籍女性の生物学的男性が女湯に入ってくるからです」と、説明していた。
実際、青谷氏の知人は女湯で男性に、青谷氏自身も女子トイレで女装をした男性に遭遇した経験があるという。
「性自認」とはあくまで主観であり、客観的な判断が不可能である。青谷氏はこちらの問題点に触れ、「それ(性自認)を基軸に社会を運用すれば、日本も諸外国のように混乱し、大人のような理解力・判断力のない子供たちが被害に遭うことは免れません」と、警鐘を鳴らしていた。
恩恵だけでなく、解決すべき問題点も存在する「多様性」に対する考え方は、今後日本でどのように発展していくのだろうか。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)