新庄剛志監督の継投が、またも失敗 岩本勉氏が裏目に出た理由を告白「変わり映えのしない…」

22日の試合で好投の伊藤大海にから杉浦稔大に交代させ、逆転ホームランを浴びて負けた新庄剛志監督。なぜ継投が失敗したのか、岩本勉氏が解説。

2025/04/23 16:15


新庄剛志

野球解説者の岩本勉氏が自身のYouTube『岩本勉チャンネル』を更新。22日の北海道日本ハムファイターズ対東北楽天ゴールデンイーグルス戦で裏目に出た「新庄剛志監督の采配」について語った。

【動画】岩本氏が新庄監督の継投を解説



■8回に杉浦投手が逆転ホームランを浴びる

岩本氏が22日の日本ハム対楽天戦を振り返った今回の動画。試合は日本ハムが7回裏に満塁のチャンスを逃し、2対1と1点リードで8回に入る。

新庄監督は8回表から先発の伊藤大海投手を降板させ、杉浦稔大投手に交代する。杉浦投手は浅村栄斗選手に同点ホームランを許すと、続くマイケル・フランコ選手が超特大の勝ち越しホームランを放ち、逆転。結局日本ハムは追いつくことができず、カード初戦を落とした。


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■岩本氏が継投に言及

8回の継投について岩本氏は「ただただ、裏目に出た」と表現。

杉浦投手が打たれた理由には、同投手と先発の伊藤投手が双方ともスピンの効いたストレートを得意としていることを挙げ、「ボールの代わり映えがない」と指摘する。

続けて「伊藤のほうが試合に入っているピッチャーなんで、強弱はつけやすい。前の打席を利用できる。同じタイプの杉浦が出るなら、球種を全く変えてみるとか、ドロンとしたカーブを投げてみるとか。でもリリーフなので、遅い球を投げるのは勇気がいる」と語った。


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■違うタイプの投手でも良かった?

8回の継投を振り返った岩本氏は、伊藤投手と全く違うタイプの宮西尚生投手や河野竜生投手、杉浦投手のあとに投げた生田目翼投手を登板させても良かったのではないかと指摘。

そして「結果論で打たれたピッチャーとベンチに言うのは申しわけない」と前置きし、被弾した要因について、「あまり変わり映えのしない、もしかしたら打てるかもという感覚を生んでしまうピッチャーがそこにいたため」と解説した。


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■16日の試合でもホームランを浴びる

杉浦投手は16日の千葉ロッテマリーンズ戦でも先発で好投していた加藤貴之投手のリリーフでマウンドに上がり、決勝点となる3ランホームランを浴びている。

8日の楽天戦では120球を投げ完投勝利している伊藤投手だけに、続投という選択肢もあったが交代。これが裏目に出た形となり、惜しい星を落とした。

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■岩本氏が新庄監督の継投を解説
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