日本一優しい電信柱、夜に現れた張り紙の正体が「素晴らしい」「尊敬する」と話題に…
電柱に、大量の昆虫が張り付いている光景に遭遇。その上に現れた張り紙に「尊敬する」「素晴らしい」と、称賛の声が相次いでいる。
日本の街中を歩いていると、必ず目にするのが電信柱。なんの変哲もない存在だが、時には目を疑う物体が出現しているケースも。
現在X上では、電柱に突如現れた物体と張り紙に、称賛の声が寄せられているのだ。
■電柱に現れた謎の物体、その正体は…
今回注目したいのは、神奈川県在住のXユーザー・つねぞうさんが投稿したポスト。
「電柱にたくさんミツバチが集まっていたんだけど、なんだろう?」と綴られた投稿には、「たくさん」という表現では生温いほど大量の蜂が、電柱で群れを作っている写真が添えられている。
虫が苦手な人が見たら、卒倒してしまいそうな光景だが、夜になって電柱の様子を確かめると、新たな異変が…。
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■「本当に尊敬する」と張り紙に称賛
同日夜のポストにて、つねぞうさんは「張り紙されてた!」と報告。
蜂が群れをなしている上部分には、「ミツバチが引っこしの途中で休憩中です。そっとしてあげて下さい」という張り紙が、新たに出現していたのだった。張り紙には「(分蜂という行動らしい…)数日でいなくなります」という補足も確認できる。
貼り紙されてた! https://t.co/l8DdXD3ykR pic.twitter.com/W8fhbvfEra
— つねぞう (@tsunezo_works) April 21, 2025
こちらの光景を受け、Xユーザーからは「こういう行動できる人、本当に尊敬する」「この知識は広まってほしいですね」「何でも騒いで、退治するのが良いわけじゃないよね。理解して、見守る余裕を持ちたい」といった称賛の声が多数寄せられていた。
ポスト投稿主・つねぞうさんも、発見時の心境について「張り紙から優しさを感じました」と、振り返っている。
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■昆虫のプロは「放置するのが良い」
なお、今回見られたのは「分蜂」(ぶんぽう)と呼ばれる現象。これは、春から夏にかけての時期にミツバチが巣別れ(引越し)をする際に見られ、庭木や軒先などに、何十匹ものミツバチが塊となっているのが特徴だ。
こちらの現象について、日本昆虫協会の担当者は「分蜂を行っているミツバチが自分から人を刺すことは、まずありません。特殊な場所でなければ、放置するのが良いです」と、コメントしている。
昆虫に詳しくない人が見れば「スズメバチでは…」と不安になってしまう気持ちも分かるが、ミツバチは植物の受粉を助ける立派な益虫。分蜂を見かけた際は、優しく見守ってあげてほしい。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)