「姿は見えないのに“G”がいると分かる人」謎の能力、じつは… 専門家の解説にスタジオでも納得の声
12日放送の『あさイチ』では“超能力”を特集。「姿は見えないのにゴキブリがいるのが分かる」という人の“理由”について認知心理学の専門家が解説している。
12日放送の『あさイチ』(NHK)では、“超能力”を特集。「姿は見えないのにゴキブリがいることが分かる人」の理由について、科学的な視点から解説し、博多華丸・大吉も納得した。
■「ただならぬ気配」が…
番組では、「夢で見たことが現実に起こる」「胸騒ぎを感じて、事故に巻き込まれずに済んだ」といった、視聴者から寄せられた不思議なエピソードを特集。
そのなかで、「姿が見えなくても、ゴキブリがいるかいないかが分かります」という男性を取り上げた。
その男性は、どれほど綺麗にしている部屋でも、ゴキブリが潜んでいると、それだけで「ただならぬ気配」を感じて気がつくのだという。
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■「目分量の統計」とは
この理由について、認知心理学を専門とする信州大学教授の菊池聡氏は、「身もふたもない言い方をしますと、『ここにゴキブリがいるんじゃないか』と思ってゴキブリが出てくると、『ほら、やっぱり私、それが分かるんだ』っていうのが記憶に残ります。当たったわけだから」と指摘。
続けて「ところが、『あの辺、ゴキブリがいそうだな』と思っても何もいなかったときに、外れたわけですから、記憶に残らないわけです」と説明。
「本当に確認したければ、1つ1つ全部記録に残す必要があるんですけど、人間はそれがなかなかできない。“目分量の統計”って言いますけど、目分量で考えると、何かしたときに限ってこういうことが起こるんだな、というのは、じつはいっぱいある」と語った。