部下のやる気を奪う“残念な上司”の特徴 モチベーションを守るために大切なこととは
デキる上司ほど普段からコレはしていない。
組織の生産性やイノベーション創出において、人的資本の活用は極めて重要です。その中でも“モチベーション”は部下のパフォーマンスに直結する要素でもあります。しかし現実には、上司の言動が無意識のうちに部下のやる気を削ぎ取り、組織全体の士気を低下させているケースも珍しくありまん。
そこでSirabee取材班は、部下のやる気を削ぎ取る上司について聞いてみました。
■個性や適性を考えられない
「上司って仕事ができればいいってもんじゃない。部下それぞれの個性や適性を考えられず、なんとなくで仕事を振るのは部下がついて行けなくなることもある。
下手したら成長ではなく、やる気をなくして辞めていく。根性論で『やればできる!』みたいな人もいるけど、仕事って根性論じゃ無理だから」(30代・女性)
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■抽象的なダメ出し
「具体的にどこがダメか伝えるんじゃなく、漠然と、なんならただのあなたの感覚や好みの問題でしかないよね? って感じのダメだしは部下を混乱させるだけ。
『どの部分をどのように強化して…』と具体的に言えないのは上司として厳しいかも。言語化が苦手すぎる人は正直部下をまとめるのに向いていない。周りはあなたのなんとなくな感覚なんてつかめないんだから」(30代・女性)
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■コミュニケーションを怠る
「部下と普段から上手にコミュニケーションを取っている上司ほど部下から尊敬されてて、いざというときにちゃんと相談されてる。自分で意識して“話しやすい上司”になろうとしない上司は好かれないから、結果的にコミュニケーション不足でズレが起きたり部下のやる気を削いだりしてしまうよ。
雑談上手な人ほど部下を操るのがうまいと思う。近寄りやすい雰囲気作りは大事」(20代・女性)
やる気を削ぐ上司の特徴は、一見すると性格の問題に見えるかもしれませんが、実際には組織文化や評価制度とも深く関係しています。問題は個人の資質ではなく、そうした行動を許容し、あるいは助長する環境にあるともいえるでしょう。
部下のモチベーションを支えるためには、上司自身の内省と成長が不可欠であると同時に、組織としての制度設計やフィードバック文化の見直しが求められるのではないでしょうか。真に成果を生むチームは、部下が安心して力を発揮できる心理的安全性に満ちた環境の中でこそ育つのだと思います。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ 美佳)