又吉直樹、「本音で話そう」はやめたほうがいいワケ 「野菜だけで出してるみたいな…」
言葉をコーヒーにたとえた又吉さんの説明がさすがすぎる。
お笑いコンビ・ピースで小説家の又吉直樹さんが7日、自身のYouTubeチャンネルを更新。
相手との仲を深めたいときに言うことが多いある言葉を「やめたほうがいい」と伝え、コーヒーにたとえました。
【動画】言葉をコーヒーにたとえた又吉さんの説明がさすがすぎる
■「大人は言わないほうがいい」言葉
同チャンネルでは「悩める30代に伝えておきたい事」と題して、自論を伝えている又吉さん。
「30代になったら、やめたほうがいいなと思うんですけど…」と切り出し、「本音で話そう」という言葉について「大人はあまり言わないほうがいい」と伝えます。
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■「悪意とか、自分が納得しないこととか…」
親しくしている相手に対して「本音で話そうよ」という言葉は、言ったり言われたりした人も少なくないと思いますが、又吉さんは「聞こえはいいけど、“本音”ってめちゃくちゃ人を傷つけたりもするし、『本音で話そう』って、それまでが本音じゃなかったんか…もあるじゃないですか」と問いかけます。
“本音”と言っても色々な視点がありますが、又吉さんは「悪意とか、自分が納得しないこととかを正直に告白することを本音だとしたら、いらないんちゃうかなと思って」と伝えました。
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■本音=正義?
「思ったことを全部言うとなったら、色々大変なことが生じると思う」「本音で喋ったら、性格の悪さやズルいところは色々出る」と、相手にとっては傷つくかもしれない言葉をそれぞれが自分の中で処理して、どんな言葉で伝えるか考え、整理・咀嚼して伝える…ということが大事だと又吉さん。
スタッフは「本音で話す」ということが正義のように使われていると感想を述べると、又吉さんは「なんなんでしょうね」と頷きながら、言葉をコーヒーでたとえます。
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■“本音”がコーヒーの原液だとしたら…
「本音がコーヒーでいうところの原液やとしたら、『この人は自分の考えを伝えようとしてくれてる。それだけで素晴らしいじゃないか。だから真剣に聞こう』という名のミルクを注ぐ」「もっと関係性を深めたいから、適当な言葉が見つからず『本音で話そう』って言っちゃったんやろうな…という名の砂糖を入れて、カフェラテにして生きてるわけじゃないですか」と持論を展開。
これらを踏まえた上で「一見、本音に見える悪意ダダ漏れの性格悪い自分なんて、本音じゃなくて思考の途中」「野菜だけで出してる、みたいな。料理せぇよって」といい、「どっちのほうがサボってるって言ったら、“本音”のほうがサボってるやろうと思う」と考えを伝えました。