大河『べらぼう』大女優・かたせ梨乃、笑顔のラストシーンに反響 「最後だったのか」「さみしい」

大河『べらぼう』で蔦重(横浜流星)の本作りを手伝ってきた二文字屋・女将のきくを演じたかたせ梨乃。クランクアップした彼女が作品を振り返った。

2025/06/10 17:00


かたせ梨乃

8日放送、大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(NHK)22回で吉原の河岸見世「二文字屋」の女将・きく(かたせ梨乃)がひっそりと退場。ラストシーンが大きな反響を呼んでいる。

【ポスト】クランクアップしたかたせ梨乃ら



■22回のあらすじ ※ネタバレあり

のちに「江戸のメディア王」と評される、浮世絵版元(出版人)の「蔦重」こと蔦屋重三郎(横浜流星)が色街・吉原を舞台に奔走していく本作。22回では、花魁・誰袖(福原遥)が一目惚れした、老中・田沼意次(渡辺謙)の跡取り・田沼意知(宮沢氷魚)に猛アタックしていく。

身請けをしてほしい誰袖は、金銀銅の鉱物資源が豊富にある蝦夷(北海道)の上知(所領の召し上げ)を狙う意知のために、吉原に通っていた松前藩(北海道松前郡)8代藩主・松前道廣(えなりかずき)の弟・廣年(ひょうろく)に近づいていった。


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■恋川春町の新境地

そのころ蔦重は、時代に取り残されたと感じ「筆を折る」と宣言した戯作者・恋川春町(岡山天音)を引き止めるために動いていた。旧知の仲の朋誠堂喜三二(尾美としのり)らの説得もあり再び蔦重と手を組むと決めた春町は、周囲を毒づく「皮肉」の才能を開花していく。

そこから漢字遊びを得意とする春町は、吉原をテーマにした皮肉に満ちた「創作漢字」作りに乗り出す。普段は蔦重の本作りも手伝っている二文字屋を訪れた際には、きくや女郎らと「金偏」の漢字を考える。「金に死」で野暮、「金を生」で通、「金に無」で息子、「金に番」で親父と、きくらと笑いながら創作漢字を生み出していった。

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■じつはラストシーン
横浜流星かたせ梨乃べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜
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