江本孟紀氏、セ・パ交流戦の廃止を提言 “その理由”に言及「もう役割は…」
盛り上がりを見せているセ・パ交流戦。江本孟紀氏は「好ましく思っていない」と話し、将来的な廃止を提言した。
元東映フライヤーズ、南海ホークス、阪神タイガースの江本孟紀氏が自身のYouTubeチャンネル『エモやんの、人生ふらーりツマミグイ』を更新。プロ野球セ・パ交流戦の廃止を提言した。
■交流戦の廃止を提言
パシフィック・リーグとセントラル・リーグが戦う交流戦について江本氏は「あんまり好ましいと思ってないんですよ。もう役割は果たしている。何度も言うようですけどね」と指摘。
理由を「パ・リーグはセ・リーグと試合をしたら、人気が出るのではないかという発想から来ているわけですよ。アメリカもやってるからというのはありますけどね、日本はパ・リーグの客が少ないから、交流戦で巨人や阪神と試合をすればお客さんが来るだろうと。全てじゃないけど、そういう意味も含めて始まった」と持論を展開した。
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■「十分に人気が出た」
現在のプロ野球について「交流戦もそういう意味で言うと、もう役割は十分果たしている。パ・リーグ単独でも、どこの球場に行っても、超満員の球場もいっぱい出ましたし、観客動員も一気に増えて、パ・リーグ独自でね、セ・リーグの人気にあやからなくたって、十分に人気が出た」と解説。
続けて「多くの人に支持もされているパ・リーグですから、あえて交流戦をしなくても良いんじゃないかというのが私の意見なんですがね。まあ、やったらおもしろいという人もあるので、それをいまさらどうのこうの言っても仕方ないんだけど」と交流戦の廃止を提言し、「やはり基本はリーグ戦。リーグ戦を1シーズン通して強いチームを作っていくこと。セ・パ両チームがこれをきっかけに頑張っていただきたいと思います」と球界のさらなる繁栄を願った。
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■リーグ再編問題で誕生
交流戦がスタートしたのは、2004年に発生したプロ野球のリーグ再編問題がきっかけだ。
大阪近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブを統合させたのち、もう1つ合併球団を誕生させ、10球団・1リーグで運営しようという目論見があった。
結局、選手会やファンの反対と東北楽天ゴールデンイーグルスの誕生で2リーグ制が維持されることに。そして人気格差を埋める意味合いもあり、セとパが試合をする「交流戦」がスタートすることになった。
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■継続を望む声も多い
2005年以降、パ・リーグは地域密着や試合動画をネット配信する「パ・リーグTV」の効果もあって、人気を獲得。江本氏のように「交流戦は役目を終えた」と考える人も。
一方で普段見られない対決や、相手リーグの球場で観戦できるなどのメリットも多いことから、「交流戦のおかげで色んなところに応援に行くきっかけになってる!」「毎年の交流戦は新鮮味? があって結構見入ってしまっています」と継続を望む声も根強い。
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■江本氏が交流戦の廃止を提言
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)