「良い人」をやめたら、心がラクになった “断れない人”が手放すべき思い込み

他人に対する優しさを自分自身にも与えましょう。

2025/07/06 07:00


男性 笑顔

「良い人だよね」と言われると、なんとなく嬉しいものです。ですが、その人の“無理”や“疲れ”に気づいていない人は多い気がします。頼まれると断れない、嫌われるのが怖い、いつも相手の顔色をうかがってしまう…それは優しさのように見えて、実は自分を犠牲にした優しさではないでしょうか。

そこでSirabee取材班は、良い人をやめるコツを聞いてみました。



■やらない自分も認める

「良い人をやめるのなら、“やらない自分”も認める。例えば、疲れていてその日のうちに返信できなかった場合、罪悪感を抱くのではなく、急用じゃないから別に翌日に返信すればいいか、と自分を許す。


全てを生真面目にやるは必要ない。部屋の片づけをしようとしていたのに昼寝をしてできなかったのなら、後日すればいい。やらない=悪いことではない」(30代・女性)


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■小さなノーを練習する

「何かを頼まれたとき『ごめん、今手が離せなくて。明日なら大丈夫だよ』と断る、行きたくない飲み会に誘われたとき『予定があるからまた今度ね』と断る。


そういう小さなノーを言う練習をすると、どんどん普段からノーを言いやすくなる。相手の期待に応えたい人、ノーが言いにくい人は心が疲弊しやすいから気をつけて」(20代・女性)


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■他人に対する優しさを自分にも

「他人に優しく自分に厳しい人もいるけど、他人に優しく、自分にも優しくっていうスタンスでいた方がメンタル的にもいいと思う。


本当に優しい人って自己犠牲しない。自分と他人の境界線がわかっていて、相手に頼られるけど利用はされない。自分を無理に苦しめることはしない」(30代・女性)


良い人をやめることは怖さや罪悪感を伴う行為かもしれません。ですがその先には、もっと自然で、もっと穏やかで、もっと信頼される本当の優しさがあります。他人に好かれるために自分を消すのではなく、自分を守りながら他人と関われることこそが、人として成熟するということではないでしょうか。

良い人を卒業し、自分の心と丁寧に繋がって生きるとき、あなたの優しさは、もっと深く、もっとラクになっていくはずです。

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(取材・文/Sirabee 編集部・   美佳

生き方
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