真剣な場での土下座経験者の割合を調査!出世との意外な関係が明らかに…!
もしかしたら謝り方ひとつで、人生は変わるのかもしれない。例えば、恋人に浮気がバレてしまったとき、めんどくさそうに「すまん」と言っても気持ちは伝わらないだろう。しかし、頭と手を地面につけると相手に伝わる謝罪の気持ちは跳ね上がる。そう、いわゆる土下座というやつだ。
脚本・宮藤官九郎で話題となった映画「謝罪の王様」は、主演の阿部サダヲが謝罪師となり、様々な事件を謝罪のテクニックを駆使して問題を解決していくというコメディーストーリー。映画では土下座シーンが数多く出てくるが、現実で目にする機会は少ない。ということで今回は、20代~60代の男女1500名に土下座の経験があるかをアンケート形式で調査してみた。
・「真剣な場で土下座をしたことがある」
はい:11.1%
いいえ:88.9%
ご覧のように、「じゃあ負けた方が土下座ね!」というバラエティ番組でもたまに見かけるふざけたパターンではなく、一切笑いのない場面での土下座経験者は11.1%となった。約10人に1人という割合は意外と多いと感じるのではないか? 真剣な土下座をする場合、例えば恋人同士や大事な仕事の取引先など、ある程度クローズな空間で行われることが多いだろう。見かける機会があまりないことから、もっと少ないのではと予想したが、見えないところで土下座は行われているようだ…。
アンケート結果をみているとひとつ興味深い数字があった。同じアンケート回答者に「同年代の他人に比べて、出世している方ですか?」という質問を同時に投げ、真剣な場で土下座をしたことがある割合をクロスで切ってみると、以下のようになっていた。
「同年代の他人に比べて、出世している方ですか?」
している(176人)
土下座経験者:28.4%
していない(1324人)
土下座経験者:8.8%
回答者の母数に差があるものの、真剣な場で土下座をしたことがある人の割合は約20%もの差があることが判明した。つまり、出世している人ほど、土下座をしたことがあるということである。土下座はなんとなく、ミスの多いダメな人がやるイメージだが、優秀な人の方が、経験者が多いというのは意外な結果と言えそうだ。
おそらく、優秀な人はここぞという勝負どこで、サッと土下座ができるのだろう。きっとプライドも高いだろうが、グッと我慢して最優先すべきことを判断し、すぐ実行にうつしていると思われる。きっとその辺りの賢さが出世につながるのかもしれない。出世か、プライドか…あなたはどっちを選ぶだろうか?
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年11月14日(金)~11月16日(火)
対象:全国20代~60代の男女1500名
(文/しらべぇ編集部・八木彩香)