これを使うとオヤジ認定 「死語ランキング」トップ4
一瞬で時代を感じることができる。これも日本語独特の文化といえるのではないだろうか。
言葉は時代ともに変わるもの。たとえば、現在若者が多用する「ヤバい」という言葉は、もともとは崖っぷちに追い込まれたような状況を表していたが、最近では喜びを表す際に「これ、ヤバすぎ!」などと使用する。
昔の人間からすると、少々違和感を覚える表現だが、若者にとっては常識。これが、言葉のジェネレーションギャップだ。逆に現在では使わなくなった表現方法は、俗に「死語」と呼ばれる。
■4つのうち死語だと思うものは?
実際、どのような言葉が死語とされるのか。しらべぇ編集部が選んだ4つの言葉「ナウい」、「ヤング」、「ドロンします」、「チョベリバ」から選んでもらった。
結果、もっとも多かったのは「どれも死語」で約5割。「そりゃそうだ」と言いたくなるが、やはりすべての言葉も現在使う人が少なくなっており、「意味がわからない」若者もいるとか。
また、「どれも死語」を除くと、4つのうちもっとも死語と感じる言葉は「ナウい」であることが判明。「ナウい」は将棋棋士の豊川孝弘七段など、いまだに愛用している人も多いだけに、躊躇なく使っている人は注意したほうがいいのかもしれない。
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■他の「死語」は?
死語と疑われる言葉は他にもたくさんある。主なものは以下のとおり。
①アウトオブ眼中
90年代によく使用された言葉で、「眼中にない」ことを表している。当時青春時代を過ごした世代を中心に使用している人もいるが、若者にとっては意味がわからず、「なに言ってんだこいつ」と思われている可能性もある。
②アゲアゲ
2000年代を中心に用いられ、「気分アゲアゲでいこうぜ」などとテンションを高揚させる目的で用いられた。しかし最近は古くさく感じ、言われるとテンションがサゲサゲになるかもしれない。
③バッチグー
「バッチリ」と「Good」を組みあわせた言葉で、90年代フジテレビで放送されていた『クイズ年の差なんて』で森口博子らが多用したことから広まった。
しかし、現在使っている人はほとんどいないと思われる。
④ヒューヒュー
92年に牧瀬里穂がドラマ『二十歳の約束』で恋人役の稲垣に向かい「ヒューヒューだよ、熱い熱い」と叫んだことから、真似をする人が続出し、恋仲と疑わしき相手に冷やかす意味で「ヒューヒュー」などと叫ぶ人が続出。
また、98年に華原朋美が「桃の天然水」のCMで「桃の天然水はなんだかヒューヒュー」と叫んだことから、桃の天然水を連想する人も。現在「ヒューヒューだよ」と若者にいっても意味が通じず、頭のおかしい人と思われてしまうだろう。
古くさいイメージのある死語だが、一瞬で時代を感じることができる。これも日本語独特の文化といえるのではないだろうか。
(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の男女1,338名