「ウナギと梅干し」は一緒に食べていい?気にする県民は…
以前は、薬を飲むときにお茶で飲んではダメとされていた。しかし今では一部(鉄剤を含むもの)を除いて、とくに影響がないとされている。
その一方で、グレープフルーツジュースと高血圧の薬のように、新たにダメとされる組み合わせも分かってきており、「食べ合わせ」を気にする人もいるだろう。
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■気にする30代女性、気にしない40代男性
しらべぇ編集部の調査によると、全国の20~60代の男女1340人中、「食べ合わせ」を気にしている人の割合は17.2%。男性より女性に気にしている人が多く、さらに年代別の集計を加えると、興味深い結果が出た。
男性は60代や20代が多く、40代が少ないため中央がへこんでいる。それに対して女性は30~50代が多く、20代と60代が少ない凸型だ。
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■根拠はある? ない?
薬に限らず、よく知られた「食べ合わせ」には、「ウナギと梅干し」や「天ぷらとスイカ」がある。前者で言えば、ウナギの脂分と梅干しの酸味が消化不良の原因になると考えられていた。
しかし今では否定されており、むしろ梅干しが消化を促進することもあり、夏バテ対策として勧めているくらいだ。一方、後者の「天ぷらとスイカ」は、天ぷらの油分に対して水分の多いスイカは、消化不良を起こす原因になるよう。
つまり、よく耳にするであろう「食べ合わせ」には、医学的や生理学的に間違っているものもあれば、正しいものもある。うのみにするのではなく、ちょっと調べてみてもいいだろう。
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■気にする千葉、気にしない京都
また、都道府県別の調査をしてみると「食べ合わせを気にする」と答えた人が多かったのは千葉県民で、平均を9.4ポイントも上回った。
その一方、食べ合わせを気にする人が少なかったのは京都府民で、千葉県民の3分の1にも満たない。
ちなみに「食い倒れの街」とも言われる大阪は比較的平均に近い数字だったので、京都と大阪を比較しても結構な違いが出る。同じ関西でも、ひと括りにはできないようだ。
(文/しらべぇ編集部・県田勢)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年1月22日~2016年1月25日
対象:全国20代~60代の男女1,340名