他人を怒鳴る人の傾向が判明 「寝取られ」などストレスが影響?
他人にはけ口を求める可能性があるので、誰かが断ち切る勇気が必要かもしれない。
「ふざけるな!」「ママの話を聞きなさい!」「もうやってられねぇよ!」
人はときに、声を荒げてしまうことがある。怒りの矛先はさまざまだが、怒りやいらだち、絶望など心理的に強いストレスがかかると怒鳴りたくなるのは誰しも身に覚えがあるだろう。
しかし、「他人をよく怒鳴る人」に特徴はあるのだろうか? しらべぇ編集部は全国20〜60代の1348名と彼らを含む8万名のしらべぇデータベースとをクロス集計し、 怒鳴る人の傾向分析を試みた。
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■ママ世代はストレスが溜まってる?
「ここ1ヶ月で誰かを怒鳴ったことがある」と答えた人は、全体の1割。他人に声を荒げるのは、ほとんどの人にとって日常的でないことがわかる。
しかし、男女・世代別でもっとも高かった30代女性では2割以上。全体平均の2倍を超えた。
子育て世代であれば男性でも共感するかもしれないが、静かに言っても従わない子供をしつける時など、若いママ世代の女性にはかなりの精神的ストレスがかかっている可能性がある。
一方で、それと同じ世代の男性はいちばん割合が低く、全体平均の半分。それほどストレスを感じていないか、もしくは「仕事でも家でも怒鳴られる立場」なのかもしれない。
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■「寝取られ」経験者はストレスを感じやすい?
強いストレスを感じている人、または過去にそうしたトラウマがある人は他人を大声で怒鳴りやすい…という仮説を裏付けるデータがもうひとつある。
恋人や配偶者を他人に寝取られた経験がある人は、非経験者と比べておよそ3倍も他人を怒鳴っているようだ。
昨今、芸能界や政界などで数多くの「不倫」が報じられているが、そうした行為がもたらす心の傷は後をひき、不倫と関係ない第三者にまで「怒鳴られる」という不快な体験をさせる恐れも。
しかし怒鳴られたストレスもまた、他人にはけ口を求める可能性があるので、誰かが断ち切る勇気が必要かもしれない。
(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
対象:全国20代~60代の男女1,338名