「花より団子」を選ぶ?愛知県民と京都府民に興味深い結果が
4月になってお花見をした人も多いはず。そんな時期に思い出すことわざが「花より団子」。似た意味のことわざで「色気より食い気」「理詰めより重詰め」「見栄張るより頬張れ」というのもある。
実のあるものを欲しがるのは、洋の東西を問わないらしく、英語では「Pudding rather than praise.(誉め言葉よりもプリン)」と言うそうだ。
■30代男女に気になるギャップ
そんな「花より団子」のように、美しいものより食べ物にひかれる人はどのくらいいるだろうか。
しらべぇ編集部が20~60代の男女1352人を対象に調査したところ、「食べ物にひかれる」と答えた人は37.3%。男女別では、男性が29.8%、女性が44.8%と、食い気が勝ったのは女性に多い。
さらに年代別の集計を加えると…
30代や50代の女性では、食べ物にひかれる人が半数を超えた。とくに、30代の男女差は23.8ポイントも。
この世代のカップルや夫婦が一緒に行動しようとすると、価値観に違いで上手くいかないことが多いということはないだろうか…?
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■花を選んだ公務員
職業別では、女性が多いと考えられる専業主婦(夫)やパート・アルバイトとともに、商工サービス自営が平均を上回った。
その一方で、公務員が大きく平均を下回っている。公務員の安定した生活だからこそ、花を選ぶゆとりがあるのかもしれない。
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■団子の愛知、花の京都
また都道府県別で、美しいものよりも食べ物を選ぶ人調査してみると、愛知が平均を上回り、京都が大きく下回った。同じように、大都市を含む都府でも東京や大阪は平均に近い。
「食い倒れ」で有名な大阪なら、もっと食べ物を選ぶ人が多いかと思われたが、手堅いことで有名な愛知には及ばなかった。愛知の半分ほどに留まった京都は、さすがに風流を好む地なのだろう。
(文/しらべぇ編集部・県田勢)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の男女1352名