「ゆとり世代」とのギャップを感じている人の割合は…
17日、宮藤官九郎脚本のドラマ『ゆとりですがなにか』(日テレ)がスタートする。
1987年に生まれ、ゆとり教育まっただ中で学生生活を過ごした3人の男たちが主人公の本作。岡田将生、柳楽優弥、松坂桃李という旬の人気俳優たちの競演もあって、放送開始前にも関わらず、すでに大きな注目を集めている。
ドラマの3人のように現在ゆとり世代はその多くが社会人となっているが、彼らの働きぶりについて他の世代はどのように感じているのだろうか。しらべぇは調査を行った。
■ゆとり世代とのギャップを感じたことがある?
そこでしらべぇ編集部では全国の20代から60代までの会社員経験者に「ゆとり世代とのギャップを感じたことがあるか」聞いてみた。
結果、男性は20代を除く各世代で4割から5割程度、同様に女性も20代以外の5割から6割程度がゆとり世代とのギャップ感じていることが判明。
とくに女性は男性と比較すると1割程度高くなっている。女性のほうがギャップを感じる機会が多いようだ。
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■どんなときにギャップを感じた?
いったいどのようなときにゆとり世代とのギャップを感じるのだろうか。
「職場にいる20代前半の男性社員ですが、『はい、はい』ということを素直に聞いているわりには全然言われたとおりやらないんですよね。プライドが高いのか、こちらをどこかで見下しているような気がします。
小言を言われるとスマホ持ってトイレいったりするし、たぶんSNSで悪口言ってるんでしょうね。そろそろやめてもらおうかな」(30代男性)
やはりギャップを感じている人は多いようだが、一方でこんな声も。
ゆとり世代にギャップを感じている人は確実に存在しているが、そのギャップがゆとり教育であるか否かは意見がわかれている。やはり「ゆとり世代」とくくるのではなく、個人で評価するほうがいいのかもしれない。
(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月20日~2016年3月24日
対象:全国20代~60代の会社員経験者897名