新入社員をいじめて辞めさせるのは40代!老害エピソードも
4月も2週目に入り、新入社員が各部署に配属されてきたという会社も出始めているのではないだろうか。なかには、即戦力の新入社員がその才能を見せはじめているケースもあるかもしれない。
しかし、優秀だからと言って会社で生き残れるわけではない。長年勤めている社員にとって優秀な新入社員は自分の立場を脅かす存在だけに、「今のうちに潰しておこう」とばかりにいじめ、辞めさせてしまう人もいるからだ。
配属替えになった先輩からのイジメで、新入社員が1日で辞めた職場があるらしい…((((;゚Д゚)))))))
— マルー・ (@maru_u_p) April 7, 2016
実際のところどの程度の人が「いじめて辞めさせた」ことがあるのだろうか?
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■新入社員をいじめて辞めさせたことがある?
しらべぇ編集部では「新入社員をいじめて辞めさせたことがある」かを調査した。
結果、もっとも多かったのは40代で、男女約9%が「ある」と回答。他の世代と比較すると4%程度高くなっている。40代といえば、中盤から後半はバブル期の就職売り手市場時代に入社した世代。
なんの苦労もなく新人として社会に入ってきた人も多いだけに、豊かな知識や体力をもつ若者に嫉妬や脅威を抱き、「いじめて辞めさせてしまおう」と考える人が多いのかも。
逆に、60代はいじめて辞めさせた人がまったくいないこともあきらかに。こちらは、終身雇用があたり前の時代だったことからいじめはあっても辞める人がいなかった可能性が高い。
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■どのようなケースが?
実際にどのようなケースがあったのか、実際に辞めた人やその様子を目撃した人に聞いてみた。
「ひとつ上の社員が、私の仕事に対してなにかと難癖をつけてきていました。仕事への指摘内容がコロコロ変わるので、私には自分のストレスをしたにぶつけるいじめにしか思えず頭に来てしまって。
上司に相談しても『愛のある指導だから』と言われるだけで、取りあってくれないので辞めることにしました。今は別の会社で頑張っているので辞めてよかったと思っています。ですが、その社員も会社も許せません」(20代男性)
「私は就職に苦労し、やっとの思いで小さなIT開発会社に就職したのですが、パソコンの知識がありませんでした。ですが、人がいなかったのですぐに社長から『開発をやれ』と言われて。
しかし開発部の部長がそれを快く思っていなかったみたいで、右も左もわからない私にプログラムを書かせ『お前はアホか』『無能にも程があるぞ』と、人格否定のオンパレード。当然、退職しました」(30代男性)
割合は少ないものの、会社でのいじめも話を聞いてみると壮絶で、同情してしまうようなものばかり。もし現在職場でいじめられていると感じている人は、心を病んでしまうくらいなら、無理せず退職したほうがいいのかもしれない。
(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の会社員経験者485名