千円でどれだけ食べれる?バリ島のナイトマーケットで屋台飯
アジアと言えば屋台飯! 筆者が暮らすバリ島も、屋台文化は健在です。
中でもセンゴールと呼ばれるナイトマーケットは、リーズナブルに様々な料理を食べれるとあって、バリ人はもちろん好奇心旺盛な観光客にも人気です。
今回は、バリ島の中央部のウブドから程近い、ギャニャールのナイトマーケットで、約1000円でどのくらい食べれるのか試してみました。
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■実録! バリ島の1000円”10万ルピア”で何品食べれる?
インドネシアの一番大きな紙幣単位は、こちらの10万ルピア。現在は円高なので約820円くらいです。(2016年4月17日現在\1=Rp120.97)
ちなみに左の方は、デヴィ婦人の旦那様、故スカルノ大統領です。この10万ルピアで何種類くらい食べられるのか検証してきました。
・1品目「ナシチャンプル」20,000ルピア
数種類のおかずが盛り合わせになっていて、一皿でさまざまな味を楽しめるお得な一品。
・2品目「アヤムゴレン+白米」15,000ルピア
こちらは鶏肉の素揚げ。鶏肉は事前に香辛料の効いたスープで煮込んであるので、味が滲みてジューシーです。
・3~4品目「エスジュルック(みかんジュース)とエステ(アイスティー)」4,000ルピア/3,000ルピア
屋台の定番ドリンクを二つ。エスはアイスの意味で、コールドドリンクのこと。個人的には、左の温州みかんを絞ったエスジュルックがおすすめです。
・5品目「ミーゴレン」12,000ルピア
インドネシア風焼きそば。ナシゴレン(焼き飯)と並ぶ定番メニューなので、一応オーダーします。
・6品目「サテカンビン(9本)」20,000ルピア
ヤギの串焼き。甘辛のピーナッツ入りのソースが絶品。ヤギ肉の臭みも感じません。
・7品目「トゥムラワック」5,000ルピア
ウコン入りの炭酸飲料。屋台では定番ドリンクとしてどのお店にも並んでいます。炭酸と砂糖の甘さでウコンの独特な風味が緩和されて、意外にも飲みやすいです。
・8品目「ミーアヤム」8,000ルピア
鶏肉の煮込みを乗せた汁麺。量はあまり多くないので、軽食やスープ代わり食べるのが一般的です。
・9品目「フルーツポンチ風デザート」3,000ルピア
デザート類も豊富です。今回はフルーツポンチ風のデザートを。フルーツの露天では、カット売りのスイカなども売られています。
・10品目「サテバビ(6本)」10,000ルピア
辛味の効いた豚肉の串焼きを夜食用に買いこんで、ちょうど10万ルピアになりました。
結果は、10品!
さすがにお腹一杯になりましたが、味のバラエティが豊富なので最後まで飽きずに食べれました。香辛料が刺激的なアジア料理の中でも、インドネシア料理は比較的マイルドで日本人の口にも合いやすいと言われます。辛味は自分で調節できるところが多かったので、辛さが苦手な方も楽しめると思いますよ。
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■センゴールにはビールがない!
実はセンゴールには、アルコール類を置いている屋台がほとんどありません。これは飲酒を禁止するムスリム文化の影響と、酒税が高いため価格の高いビールや洋酒などのニーズが、地元の人たちに少ないことが理由です。
そのため酔っ払いがいないので、夜間ながらも治安は比較的良好なのがうれしいところ。せっかくの屋台飯には冷えたビールが欲しい! そんな時はテイクアウトにして宿で食べることもできます。
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■GWはバリ島で食い倒れてみて
ご紹介したギャニャール以外にも、主要な観光地の周辺では毎夜センゴールが開かれています。リアルなバリ島の食と空気を感じたいなら、足を伸ばす価値はあると思います。このGW旅行に、バリ島で食い倒れてみては?
(文/しらべぇ海外支部・平理以子)