苦手だった相手と仲良くなれる?若者は第一印象で決めがちか
「見た目がチャラい」や「まじめすぎ」など、第一印象で「この人とは仲良くなれない」と思った経験は誰しもあるだろう。しかし、そんな人とあとで仲良くなることもあるのが、人間の不思議なところ。
■年を重ねるほどに許容範囲が広がる?
しらべぇ編集部では、全国の20〜60代男女1352名を対象に「苦手と思っていた相手と仲良くなった経験がある」かどうかの調査を実施。
すると、最初は苦手だと思っていた人と仲良くなったことがある人は、全体で約4割。男女別にみると、男性よりも女性のほうが割合が高い。
これは第一印象が悪くても、あとから挽回できる可能性はがあるともいえる。「女性はおしゃべりが好き」と言われることもある。最初のイメージが悪くても、会話をしているうちに自然と仲良くなるのかもしれない。
さらに性年代別では、年代が上がるほどに苦手な人と仲良くなる傾向があると明らかに。
まだ若いうちは、第一印象ですべてを決めてしまうことも多いのかも。また年を重ねるほど、苦手な人とでも付き合う状況が増えてくる。仕方なく接しているうちに、意外と気が合ったなどよくある話だ。
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■元ギャルと地味女子が親友に
編集部では、会社で同期入社した女性が苦手なタイプだったという20代女性に、話を聞いてみた。
「彼女の見た目は、まだ少しギャルが残っている感じで。学生時代からおとなしい私にとって、一番苦手なタイプだと思いました」
しかし接しているうちに、友情が深まっていたとか。
「研修とかで、常に一緒で。そこで話しているうちに、自然と仲良くなりましたね。すごく友達思いで、いい子なんです。今ではしょっちゅう、仕事帰りに飲みに行ったり、お互いの家に遊びに行ったりする仲にまでなっています。見た目で判断しちゃいけませんね」
自分とタイプの違う人と交流ができるのも、社会人の醍醐味だといえるだろう。
最初は苦手だと思っていた相手が、今後、人生をともにする親友になることもある。苦手なタイプだと思っても距離を置かず、少し交流を持ってみると、思わぬ展開が待っているかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の男女1,352名 (有効回答数)