「4月29日」は何の日?20代はたった3割しか知らない
いよいよ、待ちに待ったゴールデンウイークがやってくる。その始まりを告げるのが、4月29日の「昭和の日」だ。
戦争を経験した世代や昭和世代にとっては、4月29日は特別な日。しかし、平成世代にはなぜ休みなのか、どのような意味があるのかわからない人がほとんどらしい。
■4月29日の意味を知っているのは…
そこでしらべぇ編集部では全国の20代から60代の男女に「4月29日が何の日か知っているか」聞いてみた。
結果、もっとも知っているのは60代以上で、7割強。50代も6割強が休日の意味を認識している。以降、世代が若くなっていくにつれてその割合が減少。20代は3割程度しか知らないことがわかった。
やはり昭和世代を生き抜いた世代ほど理解し、平成世代の多い20代ほどその認識度が落ちている。
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■昭和天皇の誕生日
では4月29日はなんの日なのだろう。その答えは、昭和天皇の誕生日だ。昭和64年1月7日に崩御するまで、天皇誕生日の休日で、その後、元号が平成となってからは「みどりの日」になった。
2007年、政府が「国民の祝日に関する法律」を改正。それまで国民の休日だった5月4日が「みどりの日」となり、4月29日は「昭和の日」に改称。法には「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」ための休日と記されている。
この日から旅行などに出かける人も多く、ウキウキしてしまうが、「激動の昭和」を生き、日本のために戦った人々や復興に力を尽くした人々に思いをはせ、うやまうことも忘れてはいけないだろう。
現在子供の親となっている人は、「昭和の日」の意味や精神を子供に教える必要があるのかもしれない。
(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の男女1352名