見過ごし注意!「五月病」には専業主婦も気をつけたい
慌ただしかった4月が去って、世間は大型連休に突入。5月がやって来た。
5月は、気候の爽やかさとは裏腹に、新生活で蓄積したストレスが表に出始める時期でもある。睡眠不足やイライラを感じ始めている人がいたら要注意である。いわゆる「五月病」の症状かもしれない。
さらには、社会と接触する度合いが小さくなりやすいだけに生活面での変化も小さいはずの専業主婦にとっても、この時期は同じく要注意。このことは、あまり知られていないのではないだろうか。
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■家族を思うあまりに…
専業主婦は家庭生活の中で、家族の心境を客観的に感じ取る機会が多い。
子どものうつむく表情ひとつ取ってみては「新しいクラスに馴染めているだろうか。授業について行けているだろうか」と心配してみたり、夫のくたびれた様子に「心も体も疲れていそう。仕事が大変なんだろなぁ」と思いやってみたり。
ナイーブになっている家族の様子が手に取るようにわかる立場だ。
多くの人は経験があるだろうが、他人の「気持ち」は自分のほうへ伝染する。楽しんでいる人のそばにいると、自然とワクワクしてくる。イライラしている人のそばにいると、とげとげしい気持ちになってしまう。
子どもや夫の感情をダイレクトに受け止めてしまいがちな専業主婦が、子どもや夫の「五月病」に伝染してしまうケースはうなずける話だ。
■「五月病」経験者の割合は?
しらべぇ編集部の調査によると、「五月病にかかった経験がある」という人の割合は14.3%。
専業主婦(専業主夫含む)は8.3%と数値が小さいが、少数派だけに見過ごされやすいということに配慮があってよさそうだ。
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■「ため込まない」のがベスト
「ためるのはお金だけにして」という関西人の軽口よろしく、ストレスをため込んでもいいことは何ひとつない。ため込まないのがベストだから、意識して「小出し」で解消し、吐き出していくほかない。
この時期、周囲の専業主婦に様子の変化を感じることがあったら、さりげなく声を掛けてみてはどうだろうか。
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の男女1352名(有効回答数)