酔って元恋人に連絡→後悔のパターン 年収で明らかな違いが…
思い出の数々を共有した過去の恋人。別れたとはいえ、ふとした瞬間に思い出し懐かしくなることもあるだろう。とくにお酒が入ると、普段は抑圧している気持ちが溢れ出てしまい、つい連絡をしてしまって後悔する人もいるらしい。
■女性も未練がある…?
しらべぇが全国20代〜60代の異性と交際歴がある男女1080名を対象に調査したところ、 酔った勢いで元恋人に連絡して後悔したことがある人は、全体で8.2%とごくわずか。
性年代別の調査では、20・30代女性が1割を超えて目立つ結果になった。
「男は上書き保存、女は名前を付けて保存」と言われるように、別れた相手への未練は男性のほうが持ちやすいとされるが、このデータを見る限り一概にそうとも言い切れない結果に。
「勝ち目のない恋愛をしてメンタルが弱っている最中に酔うと、過去に私のことをとても愛してくれた元彼を思い出しますね。それで勢いに身を任せて、電話して甘えちゃうんです。
『まだ私のこと好きでいろよ!』というマーキングの一種ですが、連絡したあと虚しさがやってきます」(20代女性)
「結婚式を目前に控えマリッジブルーに陥ったとき、深酒をして昔の恋人にメール。現在の不安な気持ちを吐露したけれど、そんな弱みを今さら見せたってどうしようもないですよね…。あとで後悔してメール本文を全消去しました」(20代女性)
中には日常生活の不安から元恋人に連絡してしまう人もいるようだ。
■年収にも直結している?
さらに年収別の調査をしてみると…
ご覧のとおり、年収が1000万円を超える人たちは、2割近くが酔った末に元恋人に連絡をとってしまい後悔しているのだ。300万円未満の層と比較してみると、10ポイント近く差が開く結果に。
編集部では、酔った末に元恋人に連絡をとってしまい激しく後悔したという、年収1000万円以上の音楽関係者(38歳)に話を聞いてみた。
「収入もあり、それなりに女性も近寄ってきます。ですが仕事に追われているときに深酒をしてしまうと、決まって『六畳一間の超貧乏時代』を献身的に支えてくれた元彼女に連絡してしまうんですよね。
別の男性と婚約してるのを知っているのに、『もう一度お前を抱きたい』とか『もうお前以上のヤツは現れない』とか言っているそうです。酔っているので覚えていないのですが。
明け方に発信履歴を見て、『あぁ…サイアク…』と後悔したことは数知れず。自分の一番純粋だったころを知っている人は、 お金じゃ買えないです」
出世する前は、何もないけれど精神的に満ち足りていた日々もあったのだろう。そんな淡い経験を思い出し、つい連絡をしてしまう。高所得者ならではのせつない傾向とも言えるだろうか。
アルコールの力に頼ることなく、思い出は美化せず大切にしまってほしい。
(取材・文/しらべぇ編集部・大木亜希子)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日
対象:全国20代~60代の異性と交際歴がある男女1080名(有効回答数)