帰省のたびに「キモい」の大合唱!上京大阪人の苦悩6つ
全国で3番目に人口が多い大阪府。進学や就職を期に東京へ出る人の数も、相対的に多くなる。そんな「上京大阪人」には、彼ら特有の悩みがあるという。しらべぇではこうした人々に取材を行なった。
①帰省すると「標準語きっも(笑)」と言われる
「関西の人からすると、男性が標準語を話しているのは女々しく見えるというのは有名な話。ですが、実際に自分が言われるとなるとショックだし、女子5人に一斉に言われた時は半泣きになりましたね(笑)
せっかく帰省してきたんだからもっと優しくしてよーとか言いつつ、心は大阪レイニーブルース」(20代・男性)
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②元関西人と言われる
「東京では関西弁と言われますけど、地元に戻ると『イントネーションおかしいな』って言われて、挙句の果てには『元関西人』ってあだ名に…。
おまけにLINEなどの文面でも『どこまで関西弁出したらいいんかな…』と思うようになってるからおう終わりだと思う」(20代・女性)
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③エスカレーターで困る
「これは定番どころですが、帰省のたびにリセットされてしまうのでリアルに迷いますね」(女性・30代)
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④「大阪人=おもしろい」というイメージが強い
「関東の人は『大阪人=芸人並』とでも思っているのか、飲み会の席で『なんか面白いことやれよ』とか言ってきたり、いきなりピストルで『バン!』って撃つフリして倒れる動作をさせようとする人がいましたね。大阪人でも根暗でつまらない人間もいますよ」(30代・男性)
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⑤『銀だこ』がウマいと思っていても絶対に言えない
「関西の人の中には銀だこに対してやたらと否定的な人がいます。『あんなんたこ焼きちゃうわ』って、ナショナリズム全開な感じで。でも、銀だこに食べ慣れるうちに普通にウマいと思うようになってる僕は地元で話せない」(30代・男性)
⑥オススメのたこ焼き屋を教えてと言われる
「これ、上京大阪人あるあるだと思います。『大阪観光するからおいしいたこ焼き屋さん教えて!』ってよく言われるんですけど、大阪では地元にたこ焼き屋があるから繁華街のたこ焼き屋なんて知らないんですよ。
『わなか』を一応教えていますけど、正直自分2回くらいしか食べたことない」(20代・男性)
上京することで彼らの世界は広がったのかもしれないが、方言など、少しずつ地元の要素は抜けていってしまうようだ。
その結果、大阪人でも東京人でもない扱いを受ける…宙ぶらりんな存在という意味では、彼らはもはやひとつの新人種なのかもしれない。
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(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)