意外に多いトイレットペーパー泥棒 持ち帰った犯人の特徴は…
コンビニやスーパーの大用トイレには、紙がなくなった時を想定して、補填用のトイレットペーパーも備え付けられているものだ。
だがしかし、いざ用を足したあとで紙に手を伸ばすと使い切られており、しかも、予備もないことがたまにある。
補充忘れの可能性もあるが、誰かが持ち帰っているのではないだろうか。しらべぇでは、全国20〜60代の男女1352名を対象に調査を実施した。
■年収が高いほど持ち帰り経験がある
結果、「トイレットペーパーを持ち帰ったことがある」と答えたのは全体の8.7%しかいないことが判明した。
ただ年収別にみると、意外な結果に。高年収であればあるほど、平均値を上回っていたのだ。
単純に考えれば、貧窮している人ほど手を出してしまいそうなものだが、そこに手を出すのはプライドが押しとどめるのか。700万円以上の層と比べると、2倍近い差である。
もちろん、トイレットペーパーの持ち帰りは、犯罪行為であり許されるべきではない紙がないことに気づいた時の絶望感を思い起こせば、その罪は重いと言える。
お金に余裕が有るのであれば、むしろ買い足すぐらいの余裕をみせていただきたい。
■知りたくなかった「先生」の持ち帰り率の高さ
じつに全体平均値の2倍にあたる割合で、「先生」と呼ばれる職業の人たちは持ち帰りを経験していることがわかった。尊敬される立場であるはずの先生がなぜ…という落胆した気分になる結果だ。
高年収の人の傾向とあわせて考えると、人は余裕を持つと公共物に対して傲慢になれるのではないだろうか。
■かつて実際に持ち帰った20代の男性に話を聞いた
「友人たちが持ち帰っているという話を聞いて、出来心で持ち帰ってしまいました。
しかし、トイレットペーパーって、いざ持ち帰ろうとするとかなり大きいんです。大きめのリュックサックでも背負っていかないと不自然に膨らんでしまうんですよ。色んな人が用を足した空間においてあるものを持ち帰るのも抵抗がありました。
一度はやってしまったものの、これは普通に買った方が精神衛生上いいなって思い直しました。やるべきではないです…」
トイレットペーパーのお持ち帰り行為は、とくにお得感があるわけではないようだ。トイレで紙がない悪魔的状況に陥る人がこれ以上増えないように、決して持ち帰らないようにしよう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の男女1352名(有効回答数)