5人に1人はネット記事をタイトルだけで判断 血液型でも違いが
巷にあふれるニュースサイト。新聞や雑誌を読まなくなった、もしくはそもそも読む習慣がない人も、ネットでニュースを読む人は少なくないだろう。
ネットニュースの記事タイトルは媒体によって文字数が決まっているが、「タイトルだけ読んで記事までは読まない」という判断しがちな人は、どれくらいいるのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国20代〜60代の男女1365名を対象に調査をしてみた。
■5人に1人がタイトルだけで内容を判断していた
すると、全体では約2割の人がタイトルでネット記事の内容を判断し、本文を読まないことが明らかに。
その理由としては、タイトルによって自分に興味がある内容かを判断し、読まない選択をした人もいるだろう。しかしながら、タイトルで完結してしまっているような記事は、自分なりに解釈して読まずに終わってしまう人も中にはいるようだ。
「たとえば『◯◯5選』とかだと本文を読まないとわからないですけど、『女優の◯◯が舞台挨拶で涙』っていうタイトルだとしたら、『あぁ、お客さんの声援とかを浴びて嬉しくて泣いたんだろうな』とか想像しちゃって、そのあと読まなかったりしますね。
実際はもしかしたら違う理由で泣いたのかもしれないけど、本当のところはどうでもよかったりします。
その時点で流し見しちゃうくらいの興味しかないってことなのかもしれないですけど、ちょっと想像して自分なりに満足したらもう読まないですね」(20代女性)
■自営業や自由業の人は記事の内容まで読まない?
職業別で調査をしてみると、商工サービス自営/自由業の人は、ネット記事をタイトルで判断する人が多いことがわかった。
彼らは仕事自体ももちろんだが、仕事の進め方や内容も自分で決めていく人が多いだろう。そのため想像力が日々養われ、ネット記事もタイトルを見ただけで自分なりに完結させてしまう傾向があるとも言える。
一方で、公務員はその約半数に留まる結果に。自由な発想よりも確実さが求められる仕事のため、タイトルだけでは信用できず、しっかり本文まで読む人が多いということか。
■B型は本文スルー率が高い
また血液型別では、B型、次にAB型が、ネット記事をタイトルで判断して本文を読まない人が3割も。
B型やAB型の人は、自分が思うことが正しいと思ったり、自由な発想をする人が多いため、タイトルで判断し本文スルーをする人が多いのかもしれない。
情報化社会の今、時間に追われている現代人は数多い。「本当に自分に必要だと思ったものにしか時間を割かない」と、情報を取捨選択しながら生きているとも考えられる。
(文/しらべぇ編集部・山吹彩野)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日
対象:全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)