「OIOI」の読み方を勘違いしていた人の割合 20代の2割が…
首都圏を中心によくみかける、「OIOI」というロゴマーク。あなたはこれをどのように読んでいるだろうか?
結論からいってしまえば、正しい読み方は「マルイ」。ファッションビルを展開する企業の名称である。しかし世の中には「おいおい」と読んでいた人もいるという。
そこでしらべぇ編集部では全国の男女1352人を対象に、OIOIのことを「おいおい」と読んでいた時期があるかどうかを調査してみた。
■OIOIを「おいおい」と読んでいた人は…
その結果、「おいおい」と読んでいた時期がある人は、全体の1割にとどまった。
一見すると、「おいおい」と読めてしまうロゴなだけに、この結果は意外と少なく思うかもしれないが、マルイが世間に浸透している証拠だといえそうだ。
■年代別で顕著な違いが!
だが年代別に見ると、各世代で差が!
数値がもっとも高い20代は、およそ5人に1人が「ある」と答えているが、世代が上がるにつれてOIOIを「おいおい」と読んだ割合が少なくなっているのだ。
いったいなぜ、このような差が出ているのだろうか?
■マルイがなぜ若い世代に浸透していないのか
この謎に迫るべく、某百貨店に30年勤めた男性(50代)に話を聞いてみたところ、次のように話してくれた。
「おそらく、マルイのロゴマークの変遷が関係しています。マルイは1931年に最初の店舗をオープンしていますが、じつは当時のロゴマークはOIOIではありません。はじめは漢字の『井』を丸で囲っただけの、かなりシンプルなものでした。
現在のロゴマークが使われはじめたのは1973年。OIOIキャンペーンという取り組みによって世に登場し、このときは従来のロゴと並べて使用されていました。それから1995年にはついに、従来のロゴを廃止してOIOIのみを残した現在の形となったのです。
これらを踏まえると、上の世代ほどロゴマークの変遷を知っている可能性が高いので、OIOIを見ても違和感なくマルイと読むことができるのでしょう。しかし若い世代は生まれてすらおらず、かつてのロゴマークを知りません。
ですから、見たとおりに『おいおい』と読んだことがあっても、何ら不思議ではないです」
と納得の回答。同氏の見解を考慮すると、今後さらに「おいおい」と読む人が増える可能性もある。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ヨシマツキョウスケ)