Facebook衰退の原因か 公式アプリを使わない理由に納得
今や、現代人にとって欠かせないコミュニケーションインフラ、Facebook(以下FB)。
創業者のザッカーバーグ氏によると、世界中の利用者は1日平均50分以上、FBかメッセンジャー、またはInstagramに費やしているという。
FBを利用するには、スマホに専用のアプリを入れるのが1番手っ取り早い。しかし、アプリを使わずに閲覧している人も、世の中にはいるらしい。
■公式アプリを使わない人は4人に1人
しらべぇ編集部が全国の20代~60代のFBユーザー437人を対象に調査を行なったところ、「FBの公式アプリを使っていない」と答えたのは全体の25.4%。
利用者のうち4人に1人以上が公式アプリを使わないというのは、少なくない割合ではないだろうか。
FB社が直々に「見やすいように」と無料で配布しているアプリをわざわざ使わないというのは、一見あまのじゃくにもうつるが、なぜなのか。
しらべぇ編集部では、「公式アプリを使用しない」という人たちにその理由を聞いた。
①グループページの運営ができない
「FBはパソコンでしか見ません。サークルのページやグループを運営するようになってからとくに、スマホの小さい画面からは扱いにくく感じるようになりました。パソコンの画面に慣れてしまうと、携帯で使う気になれません」(20代・女性)
一般的な投稿や閲覧のみならスマホで対応できるが、グループやページの運営まではスマホアプリではフォローしきれていない面もある。スマホでの長文入力を避けたい人がいても、おかしくはないだろう。
②スマホがキャッシュで重くなる
「iPhoneのFBアプリは、古いキャッシュを溜め込む仕様だから、僕は使っていません。使い勝手も色々と悪いから、iPhoneもMacもWeb版を使っています」(20代・男性)
キャッシュとは、スマートフォンがデータの使用履歴を「一時保存」することで、たとえば未読投稿の補助などがそれに当たる。
一般に「スマホが重くなった」というのは、このキャッシュが溜まりすぎたことが原因だ。このように、スマホの操作性を保つ観点から、アプリの使用を避けている人も存在する。
③あるとついつい見てしまう…
「FBのアプリは入れずに、メッセンジャーアプリだけ入れています。以前は両方とも入れていましたが、空き時間にいつまでも見てしまって、良くないなと思い削除。ただしメッセージは仕事の連絡もくるので、個別のアプリをインストールしています」(40代・男性)
ついエンドレスに眺めてしまうSNS。目の保養やスマホ本体のためにも、「SNS断食」は有効と言える。
ただしその際は、業務連絡まで切り捨て、上司・同僚に怒られたりしないよう、メッセンジャーアプリの導入やメール通知の設定を、お忘れなく。
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(取材・文/しらべぇ編集部・原田真帆)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
対象:全国20代~60代のFacebookユーザーの男女437名(有効回答数)