中国人男性も「うすうす」がお好き 爆買いでオカモト、最高益に
コンドームメーカー「オカモト」の業績が好調のようだ。
訪日外国人観光客によるインバウンド景気。誠実な企業理念のもと優れた製品を提供してきた日本企業の姿勢が、国境を越えて消費者の気持ちに響いているところがあるといえそうだ。
インバウンド景気では、いっときほどの勢いを失いつつあるとされながらも、とりわけ中国人の大量買い、いわゆる「爆買い」への話題が尽きない。
「爆買い」のターゲットになることが多い商品は、粉ミルクや紙おむつ、電化製品、カメラ、時計、化粧品など。いずれも世界に誇る高品質ぶりが人気を呼んでいるようだ。
■コンドームも「爆」売れ
そういえば昨日ドラッグストアでコンドーム(0.01)爆買いしてる中○人見かけた。10万円分くらい買ってたっぽいw
— ただのいしゃ (@doctor_bfu) March 6, 2016
高品質といえば、「コンドーム」も爆買いの対象になることがあるようだ。薄さ0.01ミリの高級品10万円分を一気に買ったという、おそらく中国人男性の例も見受けられる。
なお薄さ0.01ミリの製品は複数のメーカーが販売し、いずれも3個入りが1,000円前後。
これを高額と取る向きもあろうが、中国人の「価格の高さは品質の高さ」という考えや「安心・安全へのこだわり」からすれば、決して高い買い物ではないようだ。中国政府が輸入品に対し関税などさまざまな税金を課していることもあって、日本製品を国内で買うと高値が付いてしまう事情もある。
さらに模造品が流通している可能性も否めないとすれば、日本で日本製品を買い求めることで安心感も得られる。
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■純利益も「爆」上げ
コンドームメーカー大手「オカモト」が5月9日、発表した2016年3月期の連結業績は最高益に。コンドームを含む生活用品全体の利益が前年同期を51.2%上回った。好調には、「爆買い」の寄与も少なからずありそうだ。
一方で中国政府は、海外での「爆買い」を抑制しようと、日用品の関税を下げて国内でも買いやすくしたり、海外での現金引き出し額に上限を設けるなどの対策に動き出している。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)