ディーン・フジオカの黒歴史?アウトな映画『I am ICHIHASHI』とは
あるときは誠実な実業家・五代友厚に扮し、またあるときは喫茶店のイケメン主任を演じてはドSっぷりを発揮。
端正なルックスはさることながら、マルチリンガル俳優としても注目を浴び、今まさに人気絶頂の男、ディーン・フジオカ。最近では、その美しすぎる奥さんも話題だ。
「えっ、欠点ないじゃん…」
誰もがそう思っているはず。ディーン様は、非の打ち所のない完ぺきな男性。欠点なんかない。ましてや黒歴史なんて、と。しかし、果たして本当にそうだろうか。
しらべえ取材班は、ディーンについてリサーチ。すると、一本の映画のタイトルが目に留まった。
『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』である。
■ディーン様の黒歴史、発見なるか!?
この映画は、ディーン本人がメガホンを取っている。タイトルからもわかるだろうが、同作は2007年に千葉県市川市で実際に起きた殺人事件を元にしている。
映画の内容は、犯人である市橋達也の長きにわたる逃亡劇。ディーン本人が、市橋役をつとめた。
さっそく取材班は、『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』を観てみることに。
映画は、市橋が大阪南港フェリーターミナルで逮捕されるシーンからスタート。やってきた警察官に名前を聞かれ、声で答える代わりに「I AM ICHIHASHI」という一文がスクリーンに差し込まれる。
■演出に疑問も…
取材班は驚きを隠せない。というのも、そのシーンの直後、場面が転換するとともにエレキギターをかき鳴らすロックな音楽が流れ始めるのだ。凄惨な事件を元にしている映画だとは、到底思えない。
その他にも、「?」と思わざるをえないような演出やシーンがたくさん。たとえば、カメラの視界が土で埋もれていくカット。
これはベランダに置かれた浴槽の中に遺棄され、土で埋められていく被害者側の視点である。しかし、そんなカットが、この映画に入り込んでよいのだろうか。同作は、逃亡する犯人の側にカメラの焦点を当てた映画ではなかったか。
■ディーン様、まさかの主題歌を熱唱!
ただ、この映画において、もっともアウトだったのはエンディング曲だった。なんとディーン様本人が作詞・作曲し熱唱しているのだ。曲のタイトルは『My Dimension』。
イントロは、寂しげな口笛がヒューヒュー鳴る。そして、かき鳴らされるアコースティックギター。 歌詞は英語で、アンダーグラウンドを思わせるような歌い方にシビれる(途中、ラップのような部分もあり)。
この映画を、ディーン・フジオカの黒歴史と呼ぶか否かは、あなた次第だ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・倉木春太)