会社に行きたくない…出勤途中に別の場所へ行きたくなる人の傾向
「会社に行きたくない」
会社勤めをしている人なら、多くが抱いたことがある気持ちだろう。「今日は会社に行くのをやめよう」と実行に移した人は、かなりメンタルがやられていると思われる。
しらべぇ編集部が全国20〜60代の会社員・公務員の男女486名に、「出勤途中で会社に行きたくなくなり、別の場所に行った経験がある」かの調査を実施したところ、結果はわずか9.7%。
日曜日になると、SNSには「明日、会社に行きたくない」との書き込みで溢れるが、ほとんどの人は文句を言いながらも、きちんと会社に足を運んでいるようだ。
■働き盛りほど「会社に行かずに別の場所」へ
男女・年代別で見ると、なにかとストレスの多いあの年代が実行していると明らかに。
一番多いのは40代の男性で、約2割と他を大きく引き離している。中間管理職としてストレスを抱え込みやすい立場の人も多く、メンタルの問題が大きく影響していそうだ。
■先生と元ヤンに共通点？
職業や経験でも興味深い結果となった。
先生と呼ばれる職業では25.0％もの人が、出勤せずに別の場所に行った経験があると回答。先生が来ないと生徒は混乱をするが、たくさんの人をまとめる仕事は心への負担も大きいようだ。
また昔ヤンキーだった人も、2割を超える割合に。社会人になりまじめに働くようになった人も、ストレスが限界が超えると、昔よく学校をサボったときのように足が別の場所に向かってしまうのかも。
■会社員と公務員で会社に行かなかった割合が多いのは…
本調査は、会社員と公務員を対象に行なった。両者の割合を比べてみると、現代社会の闇が垣間見える。
公務員よりも会社員のほうが、倍近くも多い結果になったのだ。
過剰な残業やパワハラ・モラハラが横行するブラック企業が問題になっているが、そんな会社の存在がこの結果に影響を及ぼしている可能性も考えられる。
ただのサボりと取られがちだが、ここまでになるには自分での判断能力が鈍るくらいに、心が追い込まれている可能性も高い。場合によっては休養が必要になってくることもあるので、周囲はその行動を責めずに配慮をしたほうがいい。
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（文／しらべぇ編集部・ニャック）
方法：インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間：2016年4月22日～2016年4月25日
対象：全国20代～60代会社員・公務員の男女486名 （有効回答数）
