「千葉県で一番マズい」とマニアが言う『勝浦タンタンメン』を食べてみた
『竹岡式ラーメン』や、ふなっしーがおススメして大ブレイクした『船橋ソースラーメン』など、千葉県には美味しいご当地ラーメンがたくさんある。
そんな千葉ご当地ラーメンを食べるべく、ラーメンマニアの知人に「千葉県で一番美味しいご当地ラーメンってなに?」と聞いたところ
「一番美味しいのは分からんが、一番マズいのは間違いなく『勝浦タンタンメン』! ただ辛いだけでぜんぜん美味しくないよ。
例えるなら醤油ラーメンにラー油と炒めたひき肉ブチ込んだだけのからくて旨味もない料理。アレが流行ってるのがまったく分からない。普通の担々麺のできそこないでしょ。」
…と言われてしまったのだ。そこまでマズいと言われるとどんな味なのか逆に気になったので、しらべぇ取材班は道中にある海ほたるパーキングエリア内にあるラーメン店で、勝浦タンタンメンを食べてみることにした。
■好みが分かれそうなラーメン
見た目的には、確かにマニアの知人が言っていたとおりのラー油たっぷりな感じ。炒めた玉ねぎも入っており、見た目はアノ有名な『アリランラーメン』にやや近いものがある。
気になるお味はというと、か、からい! 本当に醤油ラーメンにラー油をたっぷり入れた味で、コレは好みが分かれそうなラーメンだ。
■さっぱりしているぶん食べ飽きない
だが、からい物が好きな記者は食べ進めているうちに、ちょっとクセになりまた食べたいと思ってしまった。普通の担々麺よりあっさりしている分、飽きがこないのである。
いったいなぜ勝浦タンタンメンが生まれたのか、勝浦タンタンメンを広める「勝浦タンタンメン船団」のホームページを見てみると
勝浦のタンタンメンは、当地の海女さん・漁師さんが寒い海仕事の後に、冷えた体を温めるメニューとして定着してきました。
と書かれており、最初はゴマの風味を出す調味料の芝麻醤が手に入らなかったことで試行錯誤した結果できた料理だということも分かった。
確かに一般的なタンタンメンに比べるとシンプルな料理だが、そのぶん食べ飽きないし、寒い冬に食べるならガツンとしたからさの勝浦タンタンメンのほうが美味しいと感じるはず。
好みが分かれる『勝浦タンタンメン』、まったくダメだという人もいれば、何回もリピートしたいというファンも多いようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)