包み揚げそば?東京メトロ直営店「めとろ庵」の旬メニューが秀逸
立ち喰い蕎麦は鉄道と共に歩んで進化してきたと言ってもいいくらい縁が深い。JR系「あじさい」、東急「しぶそば」、小田急「箱根そば」等、鉄道会社直営の立ち喰い蕎麦屋は数多く存在する。その中から地下鉄東京メトロ直営の立ち喰い蕎麦屋「めとろ庵」を紹介しよう。
地下鉄錦糸町駅改札を出て直ぐにある「めとろ庵」。入口に大きく掲示している旬のおすすめメニューに目が止まる。
■クオリティの高い「めとろ庵」
「めとろそば」というメニューが気になりつつもお目当の旬のおすすめ「海老・たけのこ・そらまめの包み揚げそば」のチケットを450円で購入。カウンターに出し待つ事約2分。
到着!! 中華風の包み揚げがのった蕎麦は今まで見たことのない斬新なヴィジュアル!!
麺は生麺茹でたてでしっかりコシがあり、つるつる。
■包み揚げから見える東京の地下鉄
そして気になる包み揚げ。皮がつゆに溶ける前にいくとパリッ。中の海老、たけのこ、そらまめの様々な食感と風味が口の中で踊る。皮の中で複雑に多種の物が交差しているがそれが整理され協力して一つの味になる、まさに東京の地下鉄を表しているような一品だ。
その後溶けてパチュパチュになった包み揚げの皮が旨いっ!パリッと食べるのもいいが個人的には溶かした方がオススメ。そして包み揚げの油が溶けた甘めのつゆも絶品で最高にそばらしい(素晴らしい)
このクオリティの包み揚げを立ち喰い蕎麦屋で出すというのは、近年世界中の観光客からも称賛されている東京の地下鉄を作っている東京メトロの力が伺える。
そんな地下鉄の縮図のような包み揚げそばを食べに「めとろ庵」に足を運んでみてはいかがでしょう。
啜るか啜らないかはあなた次第です。
期間限定なのでお早めに。錦糸町駅の他、大手町駅、新木場駅、西船橋駅にもあります。
(文/三拍子・高倉)