アウトランダーPHEV乗りが日産の三菱自動車買収に歓喜!その理由とは
2016年5月16日、燃費偽装問題が発覚した三菱自動車が、いままで偽装はないと語っていた車種『アウトランダーPHEV』でも正しい測定をしていなかったことが明らかになった。
これにはアウトランダーPHEVに乗っている人たちが激怒すると思いきや、意外にもあるオーナーは「アウトランダーPHEV事件で日産が三菱自動車を買収してくれたら最高」と語っている。
普通は自分が乗っている車の燃費が正しくなかったら激怒してもおかしくないが、なぜ彼は怒らないどころか喜んでいるのだろうか? その理由を記者に詳しく話してくれた。
「現状アウトランダーPHEVが自宅以外で充電をする場合は、無料の充電スポットじゃないと明らかに損をする価格設定になっているんです。
たとえば急速充電器で30分500円の場合はアウトランダーPHEVだとだいたい30km分ぐらいしか充電できないため、ガソリンを入れたほうがお得で早いんですよ。
それに月々1,500円ぐらいする『三菱自動車 電動車両サポート』に入らないとさらに割高になる場合もあって、自宅以外の充電器はなかなか使えない状況にあります。
でも、日産リーフのオーナーは、同額1,500円の日産自動車の『日産ゼロ・エミッションサポートプログラム』に入れば全国1700基以上ある、日産ディーラーの急速充電器が使い放題になるし、日産レンタカーも70%オフで使えるんです。
もし三菱自動車が日産傘下になって、アウトランダーPHEVでも『日産ゼロ・エミッションサポートプログラム』に入ることができるようになったら、僕たちもさらにお得に外での充電ができるようになるため、日産に三菱自動車を買収してほしいんですよ。
あと、アウトランダーPHEVは自動車の性能はいいけどナビの操作性は悪いし、ポケットに携帯電話とキーを入れるとキーレスエントリーが効かないことが多いなど不満点が多いんです。
現状はアウトランダーPHEVの性能については大満足しているので、そういった細かい個所を技術の日産が直してくれれば最高ですね!」
なるほど、確かにこの事件で日産が三菱自動車を買収すれば、アウトランダーPHEVオーナーたちが不満を持っていた部分が解消される可能性が出てくるのかもしれない。
多くの三菱自動車オーナーは激怒しているこの騒動だが、意外なことにアウトランダーPHEVオーナーに限ってはいい展開になっているようだ。
あわせて読みたい→オーナーが語る「三菱アウトランダーPHEVの燃費偽装を許せる5つの理由」
(取材・文/しらべぇ編集部・ロバ耳太郎)