新幹線で騒ぐおばちゃん軍団 「鬱陶しい」と思う人の割合は…
いくら旅行が楽しくとも、周りの人々ことを考えた行動をとる必要がある。
出張や旅行で乗車する新幹線や特急列車では、ゆっくりと眠りたいもの。席に座り、ウトウト眠ろうと考えていたら、オバちゃん集団がギャーギャーと騒いでいる。そのような状況に遭遇したら、やはり怒りの感情を持ってしまうだろう。
しかし、騒ぐ集団は旅行を心の底から楽しんでいるうえ、喧嘩になるのも避けたく「黙れ」とは言いにくい。結局、「鬱陶しい」と思いつつ我慢してしまっている人が多いのではないだろうか。
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■「鬱陶しい」と感じている人は6割も
しらべぇ編集部の調査によると、「特急列車や新幹線で騒ぐ集団は鬱陶しい」と感じている人は各年代で5割~7割程度。
男性よりも女性のほうが嫌悪しているようで、50代女性がもっとも高い数値であった。出張で新幹線や特急を利用することが多いと思われる20代から40代の男性は、意外にも5割程度と若干少なめ。
この結果をみると、車内で騒ぐことに腹をたてているのは40代以上の女性であることがわかる。おばちゃん世代は話し声が大きく、周囲を気にせず世間話も止まらない印象があるが、意外にも場をわきまえているのか。
もっとも、「人が騒ぐのはムカつくが、自分のことになると棚に上げてしまう」人もいるので、わきまえていない可能性もあるが。
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■憤りエピソード3選
実際に鬱陶しい経験をした人に、話を聞いてみた。
「日立に行くとき、特急列車で同窓会風の60代女性軍団3人が高い声で『懐かしいね、よく生きてたね』なんて話してうるさくて…。しかも、2人がけの座席なのに、真ん中に1人強引に座って3人でベラベラと話しているんですよ。
楽しいのはわかるけど、もう少し周りに配慮してほしいし、そもそもマナー違反でしょ」(30代男性)
「大学生風の女性4人が、わざわざ座席をひっくり返して座り、ゲラゲラと笑いながらくだらない話で盛り上がっていて。誰々が好きだとか、本当に下世話な話をしていて、寝たいのに眠れませんでしたよ。ああいうの、車掌が注意するべきだと思います」(40代女性)
「子連れ母親2人が、騒ぐ子供を放置しておしゃべりに熱中していました。子供は車内を歩きまわるし、親はまったく無視しているし。さすがに頭にきたので、『うるさいよ』と文句を言ったら、逆に睨まれました。
でも、私の意見が正しいとほかのお客さんに同調してもらえて、その後はダンマリでした。ムカついたらビシっと言ったほうがいいと思います」(50代男性)
特急列車や新幹線も公共の場。いくら旅行が楽しくとも、周りの人々ことを考えた行動をとる必要がある。
(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の男女1,378名(有効回答数)