異性との会話が苦手な割合は?成長とともに克服する人も
元から人見知りだが、相手が異性だとさらに緊張をしてしまう…。かわいい一面にも思えるが、恋愛どころか社会生活に影響し、悩んでいる人も。
しらべぇ編集部では、そんな「異性と話すのが苦手な人」について調査を実施した。
全体での結果は34.5%。苦手意識を持っている人はある程度いるようだ。
画像をもっと見る■女性は年を重ねると克服! 男性は…
性年代別では、男女間で割合が逆転する年代が。
男女ともに共通するのは、若い年代ほど苦手意識を持っている人が多いところだ。年代が上がるにつれて減っているのを見ると、年を重ねて克服した人もたくさんいると取れる。
また40代までは女性の割合が高いが、50代以降は男性のほうが多くなり、逆転。年とともに減ってはいるものの、大きく減少していないのだ。
異性との会話術を人生のどこかで身につける女性が多く、男性は苦手なまま年を重ねる人が一定数いるのだろうか。
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■無職は異性にもコミュ障ぎみ
職業別では、分かりやすい傾向が見られる。
一番多いのは無職・家事手伝いで、次にパート・アルバイトが続く。特に無職は、異性に限らず他人と話すこと自体が無理で社会に出られない人もいる。
同性とはいくらか接する機会があっても、異性でちゃんと話したことがあるのは家族くらい、なんて人も。まずは労働環境よりも、コミュニケーションの経験をする場が必要なのではないだろうか。
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■学生時代に男性と話さなかった女性が社会人になり…
編集部で取材をした20代女性は、社会人になるまで男性とほとんど会話をしたことがなかった。
「昔からおとなしい性格で、クラスの目立たないグループにいました。もちろん女子ばかり。男子生徒からは相手にもされず、それどころか見下されてる感じで…。
『私は男子から好かれることはない』と、自然に思ってました」
そんな彼女も、会社の男性と会話をするようになり変化が。
「就職をすれば当然ですが、男性と一緒に働かなくてはいけません。自分の中に染み付いた思考のせいで『どうせ私みたいなブサイクとは、話したくないんでしょ!』と勝手に考え、最初はうまく心を開けずにいました。
でもみんないい人で、だんだんと私も緊張をせずに話ができるように。おかげで、初対面の男性にも構えることはなくなったんです」
今までの経験のせいで、異性に対して自分から壁を作っている人も多い。成功体験ができれば自信が生まれ、克服にもつながるだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代の男女1,378名 (有効回答数)