雑誌は目的以外のページも読む?20代と60代以上で大差が

2016/06/11 10:00

雑誌
©ぱくたそ

出版社がどのページも丹精込めて、生活をかけて日々作っている、雑誌。しかし買う側からすると、隅から隅まで読むというのも難しいもの。ましてパソコン、携帯が全盛の時代。人はどの程度、雑誌の内容を呼んでいるものなのか? しらべぇ編集部は調査を実施した。

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若干ではあるが「あてはまらない」が優勢。読む以上は目的のページ以外も目を通す人が多い、という事実は出版の世界にいる者としてもホッとさせられる。では年代別だとどうだろう。インターネットに馴染みのある世代、ない世代とで差はあるのか。結果は次のようになった。

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意外にも? 「あてはまらない(興味あるページ以外も読む)」が最も多かったのは20代。逆に“興味あるページしか読まない”派が多数を占めたのが60代以上。年代別では唯一の過半数となった。

ざっくりまとめれば「若年層は目的以外のページも読む」「高年層は読むページを絞っている」ということに。後者を引き寄せたいなら、伝わりやすいよう「60代以上注目!」などの見出しをつけるべきか?

対象となる世代が高い雑誌ほど、「興味を持たせるようにする工夫」が必要になってくるのかもしれない。

では職業別だとどうだろうか?

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興味のあるページ以外も読む側が圧倒的に多かったのが公務員。知識・常識が求められる職業柄、ひとつの雑誌から情報を吸収する意欲も高いのかもしれない。反対に興味のあるページしか読まない側で最多だったのが無職・家事手伝い。時間はあるであろう人たちが隅々までチェックしてくれるか、というとそうでもないらしい。

この結果を見ると、普通に読み込んでくれる公務員と、興味がなければ読まない無職の読者をバランスよく獲得できるかが長続きのコツのように思える。つまり「無職が雑誌を読んで公務員になる方法」という特集を組めば好評を得られる!?


(文/しらべぇ編集部・田村R

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)

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