インターネット上で顔出しNG?会社員が少ない理由
SNSにアップした画像や動画が炎上し、ネット上で拡散される事例が後を絶たない。顔出しは、それだけ危険を伴う行為なのだろうか?
しらべぇ編集部で「インターネットで顔出しはしたくないと思う」かどうかについて調査をしたところ、77.0%もの人が「顔出しNG」と回答。
なにが理由で炎上が起こるのかわからないのが、インターネットの怖いところ。多くの人がリスク回避の意識があるのは、少し安心ができる。
画像をもっと見る
■年代が上がるほど顔出しは…
年代別では、分かりやすい傾向が。
年代が高いほど、インターネット上での顔出しはしたくない人が増えている。
若い世代にとってネットは、リアルでつながっている人たちとの連絡手段としての要素が強い。そのため全世界に発信している意識が低い人が多く、騒いている画像や動画を投稿し炎上するパターンがほとんど。
ただ20代でも6割もの人が、顔出しはしないと答えている。編集部で取材した男性は、次のように答える。
「趣味のオタクだけど、見た目も典型的なオタクなので。自分の顔が写っている画像が『オタクの代表』のように使われる可能性を考えると怖い」(20代男性)
関連記事:電車で他人をむやみに盗撮…欠如している「ある意識」とは
■会社員は顔を出す?
職業別で、一番多いものと少ないものを見てみよう。
顔出しをしたくない割合が一番多いのが、専業主婦(夫)で82.4%にも。とくに子供がいる場合には、自分のだけでなくわが子の画像もアップしないように注意している人が多いだろう。
また7割程度だが、一番少ないのが会社員なのは意外だ。仕事でネットに関わる人も多いので、顔出しのリスクはよく知っているはず。
編集部の取材に答えた会社員のふたりは、どちらも顔出しをしている。
「広報の仕事をしているので、会社の案内でテレビやネット媒体に出る機会が多くあります。顔出しが嫌なんていっていられません」(30代男性)
「会社のサイトにある社員紹介で、インタビューとともに顔写真が使われています。今まで顔出しは嫌だったのですが、それから開き直ってSNSでも顔出しするように」(20代女性)
また顔を出すことで会う前から覚えてもらえ、仕事などでメリットを受ける人もいるのだ。
顔出しが悪いのではなく、ネットリテラシーが低いことが炎上につながっている。ネット上の言動に注意をするのが、一番大切なのだろう。
・合わせて読みたい→SNSで見た異性の写真に運命を感じる 経験者が多いのは…
(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20代~60代の男女1,358名 (有効回答数)