シャリシャリ氷焼酎に生ホッピー 桜木町『ゴールデンもつ』が面白ウマい

2016/07/03 18:00


JR桜木町駅前、横浜市営地下鉄の頭上に「桜木町ぴおシティ」という複合施設がある。完成は1968年、じつに50年近くこの街を見守ってきた。横浜屈指の飲み屋街である野毛への玄関口ともいうべきビルだ。

ギャラリー、学校、オフィス、小売店、会員制場外勝馬投票券発売所などが入居する同施設。その中でも地下2階にある飲食エリアはディープなお店で溢れている。

そしてそこには、夏にぴったりのキンキンに凍った焼酎を出すお店があるという。


■モツとキンミヤ焼酎のゴールデンコンビ

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しらべぇ取材班が向かったのは『ゴールデンもつ』。2010年のオープン以来、ぴおシティの呑んべえたちに愛されている煮込み・もつ焼き料理店だ。

同店では、モツ料理はもちろんのこと、ドリンクにも看板メニューがある。それが三重県四日市市楠町にある酒造メーカー・宮崎本店が生み出した大衆居酒屋の「キンミヤ焼酎」を使った、オリジナルドリンクだ。

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それがこちらの「ゴールデンボンバー(410円)」。シャリシャリのシャーベット状になるまでキンキンに冷やしたキンミヤ焼酎、いわゆる「シャリキン」に、天羽の梅という梅シロップをかけたもの。

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シャーベット状なので一気に呑むことはできない。ほぼ原液の濃さを感じながら、チビチビと焼酎を食べ、もつの煮込み(330円)をいただく。

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終盤、受け皿に残っていた梅シロップを入れると見事な金色に。これがゴールデンボンバー命名の由来。シロップを多くすることで女性でも飲みやすくなる。

キンミヤ焼酎のアルコール度数は25度。氷そのものが焼酎なので薄まることはない。最後まで濃いキンミヤ焼酎を楽しめた。


■同店自慢の生ホッピー

同店の人気ドリンクには生ホッピーもある。1948年ごろは高級品だったビールの代替品として開発されたノンアルコール飲料がホッピーで、焼酎で割る飲み方が一般的。

ビールに似たノド越しが魅力のホッピーだが、同店ではビールと同じように樽から直接注がれる生ホッピーも人気なのだ。

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こちらが生ホッピー小(410円)。アルコール度数はあまり強くないよう。クリーミーな泡と爽快なノド越しは通常のホッピーの比ではない。これはグイグイ呑めてしまう。

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締めにはスパムのり巻き(270円)。スパムの塩加減がちょうどよく、締めにもってこい。

モツ料理や大衆居酒屋ならではといった品ぞろえが面白い同店。平日の昼間というのに、店内は年配のご夫婦や若者たち、老紳士や作業服姿のお客さんで溢れている。

テレビには競輪中継が浮かび、絶品のモツ料理を肴に酒をあおる。下町情緒を感じながら、粋な時間が過ごせるお店だった。

【ゴールデンもつ】
・住所 神奈川県横浜市中区桜木町1-1 ぴおシティ B2F
・営業時間 11:30~22:00 (定休 年末年始、8月第3水曜日)

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(取材・文/しらべぇ編集部・サバマサシ

グルメ居酒屋横浜取材
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