【企業秘密】デニーズのハンバーグ工場がとにかくスゴい
アボカドハンバーグやまぜまぜビビンバーグといった合いびき肉のハンバーグから、大麦牛を100%使用したちょっとリッチなハンバーグまで、デニーズのハンバーグはさまざまなラインナップがある。
種類が豊富なので食べ飽きることがないが、デニーズは7月5日から大麦牛100%のハンバーグをリニューアル。さらに美味しくなったものが提供されるというのだ。
画像をもっと見る
■ハンバーグ工場見学へ
えっ、今でも評判がいいのにリニューアルなんてする必要あるの? と思ったのだが、今回デニーズのハンバーグを作る工場を特別に見せてくれるというので見学に行ったところ…その考えは吹っ飛んでしまった!
デニーズのハンバーグを作る工場は関東の某所にあり、とにかくデカい。デニーズ全店舗のハンバーグを作っているのだからデカいのは当たり前なのだが、とにかくデカい。
関連記事:ファミレス界いちのコスパ!デニーズのチョイ飲みセットがお得すぎる
関連記事:イギリスのEU離脱を受けて「町田市も東京離脱?」の声
■工場内に入るだけでも超大変
さらに工場内に入るには記者であっても白衣や髪の毛が落ちないようにするネットを付け、職員と同じように手洗いや衣類に付着したゴミを取るコロコロをしなければならず、超大変。
これも安全で美味しいハンバーグを1日に物凄い数が来店するデニーズのお客さんに届けるためには当たり前のことなのだろうが「ハンバーグひとつ作るのも苦労が多いんだな…」と感じた。
関連記事:甲殻類好き集まれ!レッドロブスターの激うまメニュー5選 2016/04/14/ 06:30 び
■少しの気温変化が味に影響
工場内は暑い外と比べてヒンヤリしているのだが、コレも重要なポイントだと職員が説明してくれた。ほんの少し気温が高いだけで、牛脂が溶けてしまい美味しさに影響してしまうのだとか。
まず見せてくれたのは、ハンバーグに使用する玉ねぎ。生の状態のものをみじん切りにし、飴色たまねぎと風味をやや残して火を通したものふたつを作る。たまねぎひとつにしてもこだわりがあるようだ。
関連記事:スカイツリーに登った人は東京でも18.2%!実際に行ってきた
■配合は企業秘密
次は、ハンバーグに使用するひき肉を作る工程。工場へは牛肉はブロックで届き、そこからスジや残っていると食感が悪くなるという筋膜を手作業でていねいに取り除いていく。
また、バラやすね肉、モモなどさまざまな種類を絶妙なバランスで配合しハンバーグにするのだが、どのような配分かは企業秘密。うーん、気になる…。
■機械にもこだわりが
ちなみにひき肉を作る機械も刃の部分はしっかりと研磨されており、脂肪と赤身の部分がはっきり分かれたひき肉が出てくる。切れる刃を使わないとピンク色の、質の悪いひき肉ができてしまうという。
また、ひき肉も一般的なひき肉と、細かいダイス状にカットされた2種類を使用。以前は一般的なひき肉だけだったが、このダイス状のものを入れることでよりジューシーな食感になるとのこと。
■1日に2トン以上の牛肉をハンバーグに…
そして、いよいよハンバーグをこねる工程へ。ひき肉に玉ねぎ、パン粉などのつなぎにスパイスを混ぜ合わせ、ハンバーグの種を作っていく。
これ1回で200キロぶんの牛肉を処理できるのだが、1日に10回以上機械をまわさないとデニーズ全店にハンバーグが行き渡らないという。
単純計算で1日2トン以上の牛肉をハンバーグにしていることになるが、みんなどんだけデニーズのハンバーグ好きなんだよ! とツッコミを入れてしまいたくなるぐらいスゴい量だ。
■早く食べてみたい
最後に見せてもらったのが、ハンバーグを成形する工程。最初はまんじゅうみたいな見た目のハンバーグの種が、いつも見るハンバーグの形に整っていく。
そして冷凍され、デニーズ全店へ届けられる。うーん、早く食べてみたい…。
■一度で二度美味しいハンバーグ
見学から数日後、いよいよ新ハンバーグが提供される日がやってきた。さっそくお店へ行きリニューアルされたハンバーグを注文してみると、見た目はほとんど変わっていなかった。
あれ、まだ前のハンバーグなのかな? と思い食べてみると…!! コレは全然ちげえええっ!!!
以前のハンバーグは柔らかくジューシーな食感であったが、リニューアル後はそれに「肉の噛みごたえ」がプラスされ、『肉食ってる感』が倍増しているのだ。
ハンバーグなのに、なぜかステーキを食べている感覚になる、一度で二度美味しいニクニクしさ。食べたあとの満足感もレベルアップしているように感じた。
ファミリーレストランのハンバーグもここまで来たか…と進化に驚かざるを得ないデニーズのハンバーグ、ハンバーグ好きは必ず食べに行くことをおススメするぞ!
・あわせて読みたい→駅の電光表示板に「喜多方ラーメン」の表示! 原因は端末の古さ?
(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)