「ダーツの矢」を2本丸飲み 自殺図った中国人男性に衝撃
信じられない事件が中国から飛びこんできた。それは、10センチもの長さのダーツを2本飲み込み、自殺を図ったという話だ。地元メディアの報道をもとに、紹介していきたい。
■流れを簡単に紹介
騒動は今年6月、中国内陸部に位置する湖北省で発生した。病院に運び込まれた当時、30代の男性は口が開いて閉じられない状況で、喉の奥からは大量の出血が確認できたらしい。
医師が内部を覗き見ると、プラスチック製のダーツの矢を確認することができた。そのまま引き抜くことには危険があったため、CTでの検査へ。その結果、ダーツの先端が椎骨動脈からわずか数ミリしか離れていない部分に達していることが判明した。
幸いにも手術は成功したとのことだが、なんとも痛々しい話である。地元メディアによると、男性はうつ病で不安定な状況にあったらしい。その結果、自殺を企てて、部屋にあったダーツを飲み込んだ。
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■ダーツの矢は飲み込まなくとも自死は他人事ではない
世界から見ても自殺率の高い国、日本。人口10万人あたりの自殺者数は23~25人程度で推移し続けている。
しらべぇの過去の調査でも、「自殺を考えたことがある」人は平均2割程度存在。20代に限定すると、3人に1人以上が該当している。
中国の男性も、ダーツを飲み込む痛みよりも、常にある胸に痛み、不安、哀しみのほうが大きかったのだろうか。それを打ち消すために、ダーツを飲み込んだ、という風に。
彼のために、異国の我々がなにかできるわけでもないだろうが、幸せになってくれるように願いたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月20日~2016年2月24日
対象:全国20代~60代の男女1348名(有効回答数)