夫婦関係の継続に自信のない人へ！今観ておきたい話題の映画
勢いがあれば、婚姻を結ぶことはそう難しいことではない。しかし、その関係の存続には持久力が必要だ。
「子はかすがい」ということわざもあるように、ふたりの間に何らかの問題があっても、子供がいることでなんとなくその関係を存続できている夫婦も少なくないはず。
一方で、子供を持たない夫婦はどうだろう。彼らがその関係性を良好なかたちで持続させるのには、ある程度の意志力が必要になる。そんなとき相手の好きなところを認識できていれば、夫婦関係が長続きできるかもしれない。
しらべぇでは、20代〜40代の子供のいない夫婦を対象に「パートナー自慢」と称して、相手のどんなところが好きかを尋ねてみた。
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■やっぱり根強い癒し系！
男女ともに、すべての世代を通して多かったのは、「優しい」や「思いやりがある」といった癒し系の性格を挙げた回答。
そんな中、30・40代の男性には妻の外見をほめる回答があった。「顔がきれい」「かわいい」「美人」など、人は見た目が9割とでも言いたくなるようなものが少なくない。
一方で、女性には全世代を通して「面白い」「一緒にいて楽しい」という回答が一定数挙げられ、結果的に「面白い男子」と「かわいい女子」が愛されるという小学生級の評価基準をいまだ持ち続けているよう。
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■悩める世代？ 30代女性がパートナーに求める意外なポイント
そうした回答が多い中、特筆すべきは30年代女性に見られた共通点である。
「私に合わせてくれるところ」
「話をちゃんと聞いてくれる」
「私を尊重してくれる」
「自分の絶対的味方」
この回答に潜む共通の思いは、他人から認めてもらいたいという「承認欲求」ではないだろうか。本調査に限って言えば、この傾向を持った回答は、ほかの世代の女性や男性にはほとんど見られなかった。
20代の「若さ」という最大の武器が急速に失われていく30代。焦燥感を抱き、世間から執拗にあおられる世代でもある。
そんな風潮に翻弄され「外見じゃなく中身を認めてほしい！」という思いをパートナーに託す30代女性の存在は、ある種の通過儀礼なのかも。
そして乗り越えた先の40代。夫婦のよりどころは「かわいい」やら「面白い」という、小学生の初恋のような初々しさへと回帰していくのである。
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■世代の違う2組の夫婦の交流とギャップを描く映画
7月22日から『ヤング・アダルト・ニューヨーク』という映画が公開された。
NYブルックリンに暮らす40代の夫婦。子供は作らないと決めて自由な生活を謳歌しているように見えてはいるが、何か物足りなさを感じている。
そんなふたりが、ある日20代の夫婦と知り合い意気投合。刺激的な彼らから影響を受けて、再びエネルギーを取り戻していくが…。
同作品は、ブルックリン、マンハッタンでロケ撮影を敢行。舞台の中心となっているブルックリンは、ここ数年の間にアーティストが多数移り住み、今やニューヨークで最も人気のある街。
そんなオシャレな街を背景に、「若いつもり」の40代と「成功したい」20代カップルの交流とギャップをカラフルに描く。
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■「僕らは自由でありさえすればいい」
アラフォーと呼ばれる世代になり、気持ちは若いときのままなのに、意に反して大人ぶってしまう。この映画は、そんな状況に身に覚えのある「迷子の大人たち」に贈る物語である。
「自由を謳歌」といえば聞こえがいいが、実際は何を言っても「負け惜しみ」ととられてしまう…そんな風に感じているアラフォーカップルも少なくないかもしれない。
しかし、そんなジレンマを理解しあい寄り添えることも、夫婦という関係性がもつ強みではないだろうか。この映画は、いつもぼんやりと隣にいるだけのパートナーを、改めて見直す良いきっかけとなるかもしれない。
そして、もし夫婦になろうと思い立ったころの新鮮な気持ちがよみがえれば、この先も続いていくであろう共同生活の心地よい刺激となるはずである。
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（取材・文／しらべぇ編集部・フクダかづこ）
方法：インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間：2016年6月24日～2016年6月27日
対象：全国20代～40代の子供のいない夫婦106名（有効回答数）
