ポケモンGO中に遭遇も！クマに襲われないためにできること

北海道の大学生がポケモンGOをしながらクマに遭遇したとNHKで報じられた。

【大学生 ポケモンＧＯをしながらクマに遭遇か 北海道】北海道の長万部町で大学生がポケモンＧＯをしながら郊外の道を歩いていた際に、クマとみられる動物に近づいていたことが分かり、大学が注意を呼びかけています。https://t.co/nK9AOZobOH

— NHK科学文化部 (@nhk_kabun) July 25, 2016

2016年5～6月には、秋田県鹿角市で4人がクマに襲われ死亡するなど、クマの出没情報が今年はとくに多いため、各自治体は注意を促している。

■クマの被害に遭わないために

環境省の冊子「クマに注意！－思わぬ事故をさけよう－」によると、ツキノワグマやヒグマは、鋭い爪と大きな歯を持っており、人より速く時速40キロで走ることができる。

クマの被害を避けるには、出遭わないようにするのが一番だ。出没情報を入手し、場所に近づかないことが大事である。

クマは早朝や夜間に活動的になる。鈴など、音の出るもので存在を知らせ、見通しの悪い草むらなども注意しなければならない。

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■もしクマに出遭ってしまったら　どうすればいい？

遠くでクマがいることに気がついたら、落ち着いてその場から離れ、大声を出したり、走って逃げたりしてはいけない。写真を撮ろうとフラッシュを使ってもいけない。

また、近くで気がついたら、クマを見ながら背を向けずに、ゆっくり後ずさりするように勧告している。

すぐそばで遭ってしまったなら、急な動作で攻撃してくることがあるので、あわてずにクマが立ち去るのを待ち、もし突然襲われたら、大ケガを避けるため、両腕で顔や頭をガードしてほしいと呼びかけている。

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■出遭ったときの対処方法　どのくらいが知っている？

しらべぇ編集部は全国の20～60代男女1,376人を対象にクマと出逢ったときの対処法について調査を実施。どうすればいいか知っていると答えたのは23.5％だった。

8～9月にかけて、レジャーシーズンであるとともに、クマは食料を探しに人里まで降りる時期でもある。キャンプ場やハイキング中の生ゴミの放置は、クマをおびき寄せる原因になる。同様に、子熊に餌を与える行為も、思わぬ被害の発生が予想される。

山間部に出かける際は現地のクマ情報と対処法を確認し、事故なく楽しめるよう、よりいっそうの配慮が必要だ。

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（取材・文／しらべぇ編集部・京岡栄作）
【調査概要】
方法：インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間：2016年7月22日～2016年7月25日
対象：全国20代～60代の男女1376名（有効回答数）