なぜ現役大学生が酒を飲まないか判明!「飲むかはその場で決める」「居酒屋よりカフェでしょ」
78.2%は未成年飲酒経験アリ…
今月11日から12日にかけて、全国各地で成人式が行われました。飲酒が解禁され、初めてお酒を口にした新成人の方も多いでしょう。
しかし、飲酒にかんして我が国の法律を守っている人の数は決して多くはないようです。20~60代男女1500人を対象にした調査によると、20才になるまで一度もお酒を飲んだことがない人の割合は21.8%にとどまります。つまり、78.2%は20才になるまで一滴でもお酒を口にした経験があるのです。
■20才になるまで、酒は一滴も飲まなかった人の割合
飲まなかった:21.8%
飲んだことがある:78.2%
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成人まで酒を飲まなかった男性 50代に比べ3倍増!
この数値、さらに世代間で顕著な差が生まれています。たとえば、男性の世代別の結果を見てみましょう。
■20才になるまで、酒は一滴も飲まなかった男性の割合
20代:28.0%
30代:22.7%
40代:13.3%
50代:10.0%
20代男性は、50代よりも約3倍20才までの飲酒未経験者が多いのです。むろん、未成年の飲酒は法律で禁止されていますから、この結果は歓迎すべきものなのかもしれません。
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お酒を飲まない今どき20代の飲み会って?
この議論とは別にして、成人後も酒を飲む若者の割合が減少しているニュースを目にしたことはありませんか? これが事実だとすれば、いまの若者は居酒屋でどのような振る舞いをしているのでしょうか。そもそも、お酒を飲まずになにをしているのでしょうか。
そこで、首都圏在住の現役大学生たちに今どき飲み会の最新事情を伺ってみました。寄せられたコメントの一部をご紹介します。
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「そもそも居酒屋に行かない」「OBのコールにドン引き」「居酒屋よりはカフェ」
「居酒屋よりはカフェに行く。最近の夜カフェは夕食も充実しているし、お酒はいらないので」(20才・女性・文学部)
「そもそも居酒屋にほとんど行かない。サークルのメンバーとはファミレスでドリンクバー。居酒屋は高い!」(21才・男性・理工学部)
「お金というコストを払って飲み、酔って取り返しのつかないことをする合理性がないと思います。愚行権を行使しているのでしょうか?」(20才・女性・法学部)
「ビールを飲む人が周囲に1人もいない。カクテル飲む人が数名いる程度、あとはみんな飲みません」(22才・男性・人間環境学部)
「居酒屋に入ることはあるが、その場で今夜は飲むかなんとなく決める。必ずしも飲まなければならないわけではないし」(21才・男性・人間科学部)
「OBと飲んだ時にコールをしていてドン引きした。現役の学生は誰もやらなかったです。お酒を無駄使いする無意味な行動だと思います」(20才・女性・法学部)
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「若者の酒離れ」は主体的行動の表れ?
以上のように、現代の若者はサークルなどで「お酒を必ず飲むもの」「居酒屋に行くもの」という前提が崩れていることがわかります。こうした状況を「若者の酒離れ」として業界不況の原因として問題化することもできますが、一方で「世間に流されず主体的に飲酒すべきかを決定している」と肯定的に捉えることもできるでしょう。
とは言え、彼らが社会人になれば飲酒文化が未だに健在している企業は少なくありません。お酒をすすめられる機会もあるでしょうから、その際には目上の立場の相手に対してしっかりコミュニケーションを取る必要が出てくるのかもしれません。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年1月16日(金)~2014年1月18日(日)
対象:全国20代~60代 男女計1500名