常連だけができる「サブウェイ」のスムース注文…店員さん的にはどうなのか?
野菜をたっぷり摂れるファーストフード、世界最大の飲食チェーンといえば、「サブウェイ」です。2015年1月現在、日本全国での店舗数は473店舗となっており、朝食からヘルシーな昼食・夕食まで、多くの人が日々お世話になっていると思います。
そんなサブウェイについてしばしば聞かれるのが、「注文が難しい」という声。慣れてしまえばなんてことはないのですが、サブウェイでサンドイッチを注文する際には、いくつかの選択をせまられます。
・どのサンドイッチを食べるか?
これはそのまま。食べたいメニューを選びます。
・バンズ(ブレッド)はどれか?
「ウィート」、「ホワイト」、「セサミ」、「ハニーオーツ」「フラットブレッド」の5種類が用意されており、好みのものを選びます。
・トッピングは?
ぜひ活用していただきたいトッピング。これによってオリジナリティーがあらわれ、楽しくなります。
・野菜の増減は?
苦手な野菜があれば抜くことができ、好きな野菜は多めに入れてもらうことも可能です。
・ドレッシングは?
店員さんが注文したサンドイッチに最も合うドレッシングをオススメしてくれますが、8種類のドレッシングの中から選択可能となっています。
※詳細な注文方法については、サブウェイ公式サイトの「ご注文の流れ」をご参照のこと
■慣れた人のスムース注文は、店員さん的にどうなの?
慣れてしまえばなんともなく、また“自分だけ”のメニューも頼めるため非常に楽しいこのカスタマイズシステムですが、慣れた人がやってしまいがちなのが、「最初に全部言う」という注文方法。最初に「サンドイッチ」を選ぶ段階で、
「えびアボカドサンド、セサミでベーコントッピング。オニオン少なめでオリーブは多め。ドレッシングはわさび醤油で、飲み物コーラお願いします。」
と一気に言うのです。
この、いわゆる「スムース注文」。された時、店員さんはどう感じるのでしょうか? これについて、過去に2年間サブウェイでアルバイトしていたという28歳の男性Kさんに聞いてみました。
「まず大前提として、『よくいらっしゃってくださるお客さんなんだな』と嬉しくなるし親しみがわきます。毎朝のようにいらっしゃるお客さんだと、こっちもその方の注文(カスタマイズ)は覚えるので、『いつものでよろしいですか?』って感じで接客できるのが楽しいですね」
― では、デメリットは?
「結構細かい注文を早口で全部言われてしまうと、単純に覚えられません。特に、野菜の注文。『何が少なめで何が多めなんだっけ?』ってなるので、野菜の量を細かく指定される場合は、いったん野菜に取り掛かるまで待ってほしいというのが本音だったりしますね。
働いてる時に何回かあったんですけど、野菜について再度確認した時に『さっき言ったじゃん』ってちょっと怒られてしまったことがありました。覚えていないこちらが悪いんですけど、『さすがにムリゲーだろ』と思ってしまったのは否定できません…」
サブウェイは、目の前でフードを作りながら提供してくれます。ひとつひとつ選択しながら注文する過程のなかには、ちょっとしたコミュニケーションがある…。一気に注文するのは、店員さんにとって嬉しいというのが前提のようですが、店員さんのペースに合わせ、楽しくコミュニケーションしながら注文すれば、料理はもっと美味しくなるかもしれませんね。
(文/しらべぇ編集部)